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 モバイルPCは、デスクトップPCなどに比べるとどうしても外部記憶の容量が小さくなってしまいます。これは、デスクトップPCなどでは3.5インチ、モバイルPCでは2.5インチのハードディスクが使われているため、デバイス自体が小さい2.5インチのハードディスクでは記憶に使われるディスク(円盤)が3.5インチに比べると小さく、また枚数も少なくなってしまうため、どうしても容量が少なくなってしまうからです。高速化や低消費電力のためにモバイルPCでは、SSDを使うことも多く、そうなると、さらに容量的には不利になります。

 ですが、インターネットストレージやデータをローカルに保存しないクラウドサービスなどを使うことで、容量の少ないことをなんとかカバーできます。とはいっても、どうしても、必要なファイルはやはり持ち歩く必要があります。

 OneDriveやGoogle Driveなどのインターネット上のストレージサービスでカバーできる範囲ならば、なんとかなるのですが、PCではこれらのサービスと同期するには、特定のフォルダへファイルを保存しておく必要があるため、コピーし忘れといったことは起こりがちです。こうしたときに、外出先から自宅のPCに簡単にアクセスできるようにしておくと便利です。

 こういった環境を構築するために、VPN(Virtual Private Network)機能を使います。昔は、VPNを使うために固定IPアドレスが必要だったり、オンラインのダイナミックDNSサービスを利用する必要があるなど面倒なものでした。最近は「SoftEther VPN」というアプリケーションを使えば、簡単に自宅にVPNサーバーを構築できます。このSoftEther VPNでは、AndroidなどのスマートフォンやタブレットからもVPN機能を使ったアクセスが可能になります。

 SoftEther VPNを使えば、自宅のPCと外出先のモバイルデバイスが同じネットワークにあるかのように動作します。ある意味VPNで自宅のPCもモバイルデバイスになるといってもいいでしょう。

 もう1つ、このVPNにはメリットがあって、海外などから、日本国内専用のサービスにアクセスすることが可能になります。一部のサービスでは、利用を日本に限定するため、ユーザーが利用しているマシンのIPアドレスなどを使って接続を制限しているものがあります。

 また、海外でホテルなどからインターネット接続を使う場合に、一部のプロトコルが制限されていることもあります。こうした場合に、VPNを使い、海外から自宅へと接続し、自宅のVPNサーバー経由でインターネットにアクセスすることで、こうした制限を回避できることがあります。ただし、VPN自体が使えないこともあり、必ずしもできるとは限りません。ですが、VPNを利用できるようにしておくことで、こうした事態に対処できるようになります。