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 アメリカなど海外でのモバイルインターネット接続は、いつでも悩みのタネです。アメリカでは、ホテルやファストフード店など、さまざまな商業施設で、公衆無線LANサービスが充実していて、無線LANが使える機器があれば、なんとかなります。一方で米国は、車社会、こうした施設やホテルなどへ到達するためには車を借りるか、バスなどの公共交通機関を使うしかありません。タクシーという選択肢もあることはあるのですが、高価なので、よほど必要にならない限り使いたくはありません。

 車を借りるならば、ナビゲーションで、公共交通機関ならば経路検索で、どうしても途中でインターネット接続が必要になります。こうしたときに、利用可能な契約のいらないモバイルブロードバンド接続はどうしても必要になるのです。もちろん、ツアー旅行なら、移動はすべて手配されているので、問題はないでしょうが、出張や自由旅行では、ここが問題です。

 日本の携帯電話事業者の多くは、海外でもデータ通信が利用可能なサービスを提供していますが、ちょっと高い感じがあります。また、国内で流行っているMVNO(仮想携帯通信事業者:自社の設備を持たず、他社の設備を借りて通信サービスを提供する事業者)は、海外の利用(ローミング)を提供しているところはみたことがありません。

 そういうわけで、世界各国、どこに行っても、筆者などは、こうした通信手段の確保が必須に成り、いまでは、手段が目的化しつつあって、各国で外国人が利用可能な通信サービスを調べてまわっています。

 アメリカでは、しばらく、Virgin MobileのMobile Broadbandサービスを利用していました。比較的低額で無制限のサービスが利用できたのですが、昨年ぐらいからサービス内容が次々と変わって、上限のあるサービスになってしまいました。また、このサービスは、SprintのCDMA2000ネットワークを3G接続、Clear WirelessのWiMAXを4G接続としています。米国でのWiMAXサービスは、LTEへの移行が予定されていて、この先、このVirgin MobileのWiMAXを使ったモバイルブロードバンドサービスもどうなるかわからないといったところまで来ています。

 そういうわけで、別のサービスを探していたのですが、サービスエリアや価格、有効な期間などで、なかなかこれといったサービスがありません。前述のVirgin Mobileのサービスのいいところは、年に3回程度の米国訪問でもアカウントが維持され、米国訪問のたびに追加チャージするだけで良かった点にあります。

 ところが、他の事業者のサービスだと、比較的簡単にアカウントが失効します。このため、サービスを最初に利用したときはよくても、次回米国に行ったときには、また最初から設定などがやり直しになってしまいます。そうなると、米国に入った直後はまったく通信できない(もちろん日本の事業者のデータ接続サービスは使えますが)状態になり、ホテルにも行けないといった感じになってしまいます。