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 ソウル市教育庁は「未来学校」を2016年に開校するための準備を進めている。

 未来学校とは、未来社会で活躍する人材を育てるための学校である。ソウル市教育庁が考える未来社会が求める人材とは、「創意性」のある人。問題を自由でクリエイティブな想像力で解決できる人だという。今の学校教育や入試制度では想像力豊かな人を育てられないので、教える方法、評価する方法を全てひっくり返してみようという実証実験だ。

 未来学校は、さらに進化したスマート教育を行う学校でもある。(1)教師・学生・保護者はクラウドコンピューティングを活用してつながり紙は使わない、(2)タブレットPCをはじめ各種モバイル端末を使ってプロジェクト単位の研究・発表・討論を行う授業方式を導入する、(3)従来の中間・期末テストは一切行わない――といった特徴を持つ。

 授業中に何をしたのか、宿題で何を研究したのかといった子供の学びの過程がクラウドコンピューティングに蓄積され、それを分析してうまくできたところと補うところを評価するので、いつも学校でやっているようなテストは要らなくなるということだ。

 ソウル市教育庁は、今年から2年間20人の教師を選抜して未来学校教師研修を行い、カリキュラムの開発に集中している。電子黒板、無線LAN(Wi-Fi)、タブレットPCといったハードウエアばかり気にしたスマート教育を脱皮し、先生と教育の中身をスマートにするための研究を行っている。教室のインテリアをはじめ、授業設計、教える方法など全てを未来学校ならではの方式に変える計画だ。

 ソウル市教育庁は未来学校について、「教育のパラダイムを変え、子供達の創意力と想像力を育てる学校を作る」と表現している。2016年には、まずソウル市内に未来学校(中学校)を開校する。2014~2015年の研究予算は、69億ウォン(約6.7億円)だ。