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●「y=ax+b」を分解して計算する

 二次元に描いた直線は「y=ax+b」の数式で表現できる。「a」は「傾き」、「b」は「切片」と呼ぶ。これは中学で習った数学だと思うが、覚えているか?

 「ふん。オレを誰だと思っている。神童と呼ばれた男だぞ。そんなこと小学生の頃から知っていた」

 はいはい。この傾きと切片が分かっていれば、二次元に直線を描ける。昔、方眼紙に鉛筆で引いたあれだ。しかし、例えばセルに「y=3x-10」みたいに入力しても、数式に対応するグラフをExcelで描くことはできない。この場合、ちょっとした工夫が必要になる。

 図1は、「y=3x-10」を例に、B5:F6に「傾き」「切片」「x」「y」を分解したものだ。「傾き」と「切片」はもうわかっているから、B6に「3」、C6に「-10」と入力しよう。

数式を各項に相当する部分をセルに分解する。「傾き」や「切片」は分かっている値を、「y」には数式を立てて、「x」に値を入力したら「y」が算出されるようにする
図1 数式から「y」を求める
図1 数式から「y」を求める
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 次に「y」に相当するF6には「=$B$6*E6+$C$6」と数式を立てた。これすなわち、「ax+b」、要するに「傾き掛けることの足す切片」にほかならない。B6とC6を絶対参照にしたのは、あとからコピーするためだ。

 では、「x」に相当するE8に適当な値を入力しみよう。すると「y=3x-10」における「y」の値を算出できる。