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 スマートフォンの利用料が高い! もっと安く抑えたい!と思っている人は少なくないだろう。NTTドコモは4月10日に、国内通話がかけ放題になり、家族でパケットを分け合える新料金プラン(6月から提供)を発表した。ソフトバンクも定額の音声通話とパケット通信をパッケージした「スマ放題」をまもなく開始する予定で、各社が料金プランの見直しを進めている。スマートフォンの使い方によっては、これらのプランに乗り換えることで、毎月の利用料を節約できることだろう。特に電話利用が多い人にはメリットは大きいと思う。とは言え、現時点で、スマホを安く使う最善の方法は“格安SIM”ではないかと思う。

 格安SIMとは、文字通り、低廉な料金で利用できるSIMカードのこと。今月、イオンが月額2980円で使えるスマホを発売し、話題になったが、その安さの理由も格安SIMにある。格安SIMを使うと、スマホ料金はどれくらい安くなるのか? 安い反面、不便があるのでは? 今回は、話題の格安SIMでスマホを使うメリットと注意点について、私なりに解説させていただきたいと思う。

格安SIMとNTTドコモの料金を比較してみよう

 「PC Online」の読者の多くはご存知でしょうが、スマホは電話番号などの情報が記録されたSIMカードを挿すことで、電話やモバイルデータ通信が利用できる仕組みになっている。日本では、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイルなどの携帯電話会社が、各社のSIMカードをあらかじめ挿した状態でスマホを販売している。例えば、NTTドコモのスマホの場合、NTTドコモのSIMカード(ドコモUIMカード)でしか使えないようにロックされており、これを「SIMロック」と呼ぶ。NTTドコモの場合、多くの機種は、利用者が希望した場合に、このロックを解除してもらうことが可能。また、最初からSIMカードがロックされずに販売される端末も徐徐に増えており、その状態を「SIMロックフリー」または「SIMフリー」と呼ぶ。現在、日本で買えるSIMフリースマホとして、アップルのiPhone 5s/5c、グーグルのNexus 4/5、プラスワン・マーケティングのfreetelなどが挙げられる。格安SIMは、これらのSIMフリースマホに挿して使えるSIMカードとして注目を集めているわけだ。

 では、まず格安SIMが、どれくらい安いのかについて知っておこう。NTTドコモの新旧の料金プランで、電話を使わない場合を想定して比較してみた。

表1 毎月2GBのモバイルデータ通信を利用する場合の標準的プラン
 基本使用料パケット定額インターネット
接続料
合計
NTTドコモの
現行プラン
743円
(タイプXi にねん)
4700円
(Xiパケ・ホーダイ ライト
/3GBまで)
300円
(spモード)
5743円
NTTドコモの
新プラン
1700円
(データプラン)
3500円
(データSパック
/2GBまで)
300円
(spモード)
5500円
格安SIM
(BIGLOBE
LTE・3Gの場合)
1505円
(ライトSプラン)
基本使用料に含まれる
(2GBまで)
基本使用料に
含まれる
1505円

 NTTドコモは、現行プランでもデータ通信の利用量に合わせてパケット定額プランを選べる。高速で利用できるのが月に3GBまでの「Xiパケ・ホーダイ ライト」を選んだ場合でも、毎月の合計額は5734円になる。新料金プランでは、電話を使わない場合は割安な「データプラン」を選べるが、これに最も安いパケット定額を付けたとしても、毎月の合計額は5500円になり、現行プランに比べて、さほど安くなるわけではない。新料金プランは、あくまでも電話利用が多い人や、家族みんなで契約する人にメリットがあるプランを考えておいていいだろう。一方、格安SIMの場合は、ドコモの新料金プランよりも大幅に安いプランで利用できる。