PR

●Excelで正規分布グラフを描く

 数式で直線グラフを描く場合、2点が分かれば事足りた(「方眼紙に書くようにExcelで描く!お子さんをグラフ好きに変えるとっておきの方法」を参照)。しかし、曲線とかになるとそうは問屋が卸さない。

 「問屋が卸さないね。いまや中抜きの時代。死語に近い言葉だな」

 って、話の腰を折るなよ。で、その曲線だが、これをグラフ化しようと思うと、数式から「x」を特定して「y」を算出するのは直線と同じなのだが、この「x」「y」の個数を多くする。基本的に多いほど精密な曲線を描ける。

 そこで例題を1つ。確率分布の1つに正規分布がある。これは平均値を中央にして左右対称の釣り鐘状になる特徴をもつ。ガウス分布とも呼ぶ。

 「正規分布──。昔、習ったような気がするが」

 ま、百聞は一見にしかずだ。この曲線を描く正規分布をExcelでグラフにしたのが図1である。

正規分布は曲線による二次元グラフの1つだ。正規分布は平均値を中央に左右対称の釣り鐘状になる
図1 Excelで正規分布を描く
図1 Excelで正規分布を描く
[画像のクリックで拡大表示]

 このグラフはB5:C21を選択して、「挿入」タブ→「散布図」→「散布図(平滑線)」で描いたものだ。もちろん図に示したのはサイズ調整や不要なパーツを削除した後のもの。ここ最近、散布図がやたらと登場するが、地味なこのグラフも使いこなせば、あれこれ応用が利く。

 「そういえば、タイムライン(「SNSの向こうをはってタイムラインを作ってみた」を参照)や顧客満足度調査(「相関係数から弱点をあぶり出す!顧客満足度調査はこうやってグラフにする」を参照)も散布図だったな」

 あの星座グラフ(「本邦初公開か! 誰も作らなかった星座グラフ」を参照)もそうだよ。ま、散布図を使いこなせるようになったら、かなりのグラフ通と言えるかもしれん。

 「しかし、xの値はともかく、yはどうやって求めたんだ?」

 おっと、その点を説明しなければいけない。