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 Mac向けの日本語入力プログラムの最新版「ATOK 2014 for Mac」が6月20日、発売された。新版は前版に比べ最大40%高速、iPhoneやMacのカレンダー情報の自動呼び出し、カタカナ語の「言い換え候補提示」、「推測変換の強化」、連携辞書・辞典の拡充、タイプミスの自動修正、校正支援機能強化など、なかなか魅力的な機能を詰め込んでの登場だ。2013年11月28日に登場している「かわせみ2」(物書堂)と2本そろって、Macの日本語入力環境もますます快適になってきた(図1)。

図1 新登場した日本語入力プログラム「ATOK 2014 for Mac」。Windows版に比べて4ヶ月遅れの出荷だが、待った甲斐がある製品に仕上がっている。プログラムを収めたメディアはUSBメモリースティック。DVDドライブを装備していないMacでも楽にインストールできる。
図1 新登場した日本語入力プログラム「ATOK 2014 for Mac」。Windows版に比べて4ヶ月遅れの出荷だが、待った甲斐がある製品に仕上がっている。プログラムを収めたメディアはUSBメモリースティック。DVDドライブを装備していないMacでも楽にインストールできる。
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WindowsでATOKに慣れたユーザーにうれしい

 会社で使っているWindowsマシンにATOKが入っていて、体がATOKに慣れてしまっているというユーザーも多いようだ。そういう人にとってMacのOSに標準で装備されている日本語入力プログラム「ことえり」は変換効率の悪さからどうしてもなじめない、という人が多い。

 文節の切り分け、変換候補の少なさなどに関して「ことえり」に不満な人は、Mac用の日本語変換ソフトの老舗「egbridge」の流れをくむ物書堂の「かわせみ2」を好んで使っているようだ。漢字への変換動作にMacらしい直感的な操作体系を取り入れ、操作ミスの修復がスムーズで使いやすいとの定評がある。ひらがなを入力後、変換操作せずに確定してしまった後でも、単にひらがな文字列を選択して、変換キー(スペースバー)を叩くだけ、といったスマートな操作性を実現していて、Macをメインに使うユーザーに親しまれている。

 一方、ATOKはWindows機向けに古くから変換辞書の充実、文節切り分けの日本語処理アルゴリズムを徹底して進化させてきただけあって、変換効率面では、相当な強みを持っている。しかし、逆に大きな辞書、重装備の日本語処理エンジンを積むことの弊害も出ていて、Macで使うと動作が緩慢だと不満を口にするユーザーも多かった(図2)。

図2 インターネットに出ているMac版ATOKの評判は、「遅い」というものが多かった。
図2 インターネットに出ているMac版ATOKの評判は、「遅い」というものが多かった。
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 そんな声を一掃してしまう新版の登場だ。早速使ってみたところ、カタカナ語の言い換え、推測変換強化、校正支援機能など、文書作成を支援してくれるさまざまな機能を追加したにもかかわらず、実にさくさくと入力できるのは快適だ。