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 東京都大田区にある池上本門寺の境内にて「500個の風鈴の音を聴く」というイベントが7月20日まで開催されている。2014年で10年目の節目となるので、これまでのことを振り返ってみたい。

 きっかけとなったのはあるオンライン記事。「Hotwired Japan」にて駒沢敏器さんの連載「生命の音」で「第三回 屋久島で500個の風鈴を聞く」という記事があった。音楽プロデューサーの岡野弘幹さんが中心となり、屋久島の木に500個の風鈴をつるしたという話である。屋久島の自然のなか、500個もの南部鉄の風鈴をつるす過程、そこから聞こえてくる音色の素晴らしさが伝わってくる感慨深い記事だった。

 その後、岡野さんは「千の風鈴」というインスタレーションを各地で何度か開催した。インスタレーションを録音した「MUSIC OF WIND~1000 Windbells Installation~ 」というCDもリリースしている。

 この記事やインスタレーションにとても感銘を受けた人がいる。「ぜひその音を直接聴いてみたい」と思い、2004年9月にmixiで「500個の風鈴の音を聴く」コミュニティを立ち上げ、準備を進めた。その人とはアートつながりの友人だったため、筆者も少し遅れてコミュニティに合流した。

 今から思うとmixiという場で活動が展開されたのは時代を感じる。mixiがサービスを開始したのは2004年2月なので、2004年9月だとまだmixi初期だ。新しいことに敏感な人がmixiに集っていた。アートやITに関心のある人たちが次々とコミュニティに参加し、いろんなアイデアが飛び交った。

 最終的には開催地は池上本門寺と決まり、翌年2005年7月にリハーサルした。当日の写真を筆者がmixiにアップしたら、メンバーが本番用のフライヤーに使ってくれた。

初回のフライヤー
初回のフライヤー