PR

 2014年7月11日、Apple TVに新機能が加わった。「iTunes Extras」だ。購入した高画質(HD)ビデオに、監督による解説、メイキング映像、写真ギャラリーなど本編を補足する情報を閲覧できる機能が追加された。これまでMacやPC上のiTunesでしか見られなかったこれら「特典映像」がApple TV上でも利用できるようになり、Apple TVが一段成長したことになる。ただし、「特典映像」が用意されているのは、今現在HD映像の内のごく一部のみ。しかも、レンタルでは機能せず、あくまでも購入者のみへのサービスだ。遅々とした進化だが、いずれこのアプローチはアップルが提唱する「新しいテレビ」として登場してくるはずだ。

自動的にアップデートされ、Apple TVが機能アップ

 Appleはサービスにかかわる新機能を本当にひっそりと開始する。Appleの奥ゆかしいところだが、プレスリリースなどは一切なく、ある日、機器の電源を入れると突然、アップデートの案内が画面上に表示されてくる。一般のユーザーはこのアップデートは何? と不審に感じて、スキップしてしまいそうな提供開始である。

 ただ、一般のユーザーに対する説明は本当にこれで良いのか? と疑問になる。このアップデートは何なのか、といった説明が一切ないのはさすがに不親切だ。最近はなりすましアップデートなどが横行する中で、一般ユーザーは見慣れないものには手を出さない、という人も多い。アップル製品、特にこのApple TVなどはそのようなニセアップデートなどが入り込む余地はない、と断言できるのかも知れないが、このアップデートが何を目的としていて、実行するとどうなるのか? といった説明画面を別に用意してくれても良いのではないか、と思わせる。この利用開始は無料なの? 有料なの? ということさえユーザーには分からない。デジタルビジネスの動向に常に注意を払っているユーザーならいざ知らず、もう少し親切にしてくれなくては(図1)。

図1 7月上旬、Apple TVの電源を入れたらいきなり「新機能」の案内画面が現れた。予備知識のある人なら嬉しい新機能だが、なんの情報も持ち合わせていない人には不親切な案内だ。
図1 7月上旬、Apple TVの電源を入れたらいきなり「新機能」の案内画面が現れた。予備知識のある人なら嬉しい新機能だが、なんの情報も持ち合わせていない人には不親切な案内だ。
[画像のクリックで拡大表示]

 覚悟を決めて次に進むと、アップデートインストールをすぐに行うか/後回しにするかの選択画面が出てきて、あとは待つのみとなる。操作はワンクリックですべて自動的に進む。そこがAppleらしいところ、難しいことは何一つないが、ユーザーを不安にさせてしまうのはいかがなものか(図2)。

図2 ネットワークからアップデータをダウンロードして、自動的にすべての機能がインストールされる。
図2 ネットワークからアップデータをダウンロードして、自動的にすべての機能がインストールされる。
[画像のクリックで拡大表示]