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 Appleが今年の開発者向け説明会、WWDC 2014で約束していた「一般ユーザー向けのベータプログラム」を開始した。参加者募集ページには「あなたのご意見は、すべてのMacユーザーにとってOS Xをより良いものにするための参考にさせていただきます」とある。こんな謙虚な姿勢、Apple創設以来、初めての姿だ。これまで、アップル製品はシンプルで使いやすいと定評があったものの、ユーザーの期待に必ずしも沿っていないところもたくさんあった。そんなAppleが気付いていない部分により良い方向性を与える千載一遇のチャンスだ。

善は急げ! いつ締め切られてもおかしくない

 今回始まった「OS X Beta Program」。世界で100万人限定なので、いつ締め切られてしまうか分からないが、執筆時点ではまだ参加登録はできる状態だ。「OS X Beta Program」とはユーザーの置かれたさまざまな環境下でOS Xの完成前試作版を実際に稼働させ、不具合の起きる箇所を事前に潰してしまおうというプログラムだ(図1)。

図1 OS X Yosemiteの一般ユーザー向けのベータプログラム招待ページ。Tim Cook CEOになって、Appleはとても謙虚にユーザーの意見に耳を傾けるようになった。
図1 OS X Yosemiteの一般ユーザー向けのベータプログラム招待ページ。Tim Cook CEOになって、Appleはとても謙虚にユーザーの意見に耳を傾けるようになった。
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 参加方法は簡単。「OS X Beta Program」参加登録ページにアクセスし、Mac App Storeで使っているApple IDで参加申し込みをするだけ。受け付けられれば、Mac App Storeで使えるクーポンコードが送られてくるので、これを使って今年の秋に正式版リリース予定のOS X 10.10、Yosemiteのベータ版インストーラーをダウンロードする、という流れだ。その先のインストール方法については、いろいろ注意点が多いので、後述する。

 これまで、この種のリリース前ベータ版の試用を行うには、有料のデベロッパー契約をした上で、プログラムに参加する必要があった。ところが、今度のベータプログラムは一切の制限はない。もちろん、OS X 10.10、Yosemiteが動くMacを持ち、ベータプログラムの秘密保持契約に同意できる人、未成年ではないという条件はあるものの基本的には誰でも参加できる。世界中で100万人という参加者制限があるために、いつリミットを迎えるか分からないが、もし、少しでも歴史的瞬間を共有したいと考える人なら申し込んでおいて損はない。