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 iPhone 6、デカ過ぎるとかいろんな意見が飛び交っている中、予約開始後24時間で400万台を超える予約が入ったとAppleが発表した。iPhoneの歴史上最速記録だ。やっぱり、ちょっと大きめは視認性&使い勝手も良さそうという認知があるのだな、と思わされる。かくいう私もSIMフリー版のiPhone 6、128GBを予約してしまったが、残念な気持ちがぬぐい去れない。6も6 Plusもハイレゾ音源にネイティブでは対応していないからだ。

iTunes配信も、iOS再生ソフトもハイレゾ対応になるかと期待したが

 現在、音楽配信のiTunes StoreではCDクオリティの音源までしか配信していない。

 今回のiPhone 6とApple Watchの発表イベントにはU2が登場し、ニューアルバムを5億人に無料配布すると発表した。Appleもこれだけの無料配信に見合うだけの使用料をU2に払い、ヘッドフォンメーカーでストリーミング音楽サービス会社のビーツ・エレクトロニクスを約3000億円で買収するほど音楽配信・再生環境を革新しようともくろんでいる。きっと、音源も可能なものからハイレゾ化するものと、勝手に期待していたが、残念ながら今のところそのような動きは見えてこない(図1)。

図1 iPhone 6、Apple Watch発表のステージに立ったU2。新作アルバム「Songs of Innocence」をリリース前に5億人に無料配信すると宣言。ティム・クックCEOとU2のボノ。
図1 iPhone 6、Apple Watch発表のステージに立ったU2。新作アルバム「Songs of Innocence」をリリース前に5億人に無料配信すると宣言。ティム・クックCEOとU2のボノ。
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 ちなみに、U2の新作「Songs of Innocence」のダウンロード可能期間は10月13日まで。まだ、ダウンロードしていない人は急いでiTunesストアをチェックすることをお勧めする。ただし、iTunes内で「購入楽曲を自動的にダウンロードする」というオプションをオンにしている人は、特別な操作をしなくてもダウンロードされる。この自動ダウンロードが迷惑だと感ずるユーザーも少なからずいたようで、Appleはその削除方法を利用者に案内することになった。

 今のところ、チップレベルまで調べられないのでiPhone 6の再生能力がどこまであるのか決めつけることはできないが、Appleが発表している詳細仕様によると内蔵DACの性能は16ビット、サンプル周波数44.1kHz(ヘルツ)に対応しているようだ。

 そのため、iPhone 6でハイレゾ音源を再生するためにはサードパーティ製の再生アプリ、たとえば、オンキヨーの「Onkyo HF Player」アプリなどを使う必要がある。また、iPhone 6に挿したヘッドフォンからでは44.1kHzまでの音しか出てこないので、音源の持つすべてのエネルギーを引き出すにはUSBを通して外部のDACに接続し、そこからサンプル周波数96kHz,192kHz、384kHzなどの音を鳴らしてやる必要がある。きちんとハイレゾ音源を楽しみたいと思ったらいろいろ仕掛けがいる。

 なので、iPhone 6がハイレゾ音源に「ネイティブ」対応してくれれば、一気に世界がシンプルに広がるのになあ、と思うのだ。