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 前回は、最新のデータプロジェクターが搭載する、設置にかかる手間や時間を軽減するための機能を紹介した。今回は、パソコンを使わず、手軽にプレゼンテーションを行えるようにするための機能について紹介しよう。データプロジェクターを持ち出して出先でプレゼンするときばかりでなく、会議の場で大人数がさまざまなデータを示し合いながら熱く議論を戦わせるなどというときにも有効な機能だ。

USBパソコンなしでもプレゼンテーションができる

 データプロジェクターを使ってプレゼンテーションを行う場合、通常はどんな機器が必要になるのか、考えてみよう。もちろん、まずはデータプロジェクターが必要だ。そして、プレゼンテーション用のデータをプロジェクターに出力するためにはパソコンも要る。パソコンを使わずに、ビデオを使ったプレゼンテーションもあり得るだろう。この場合には、小型のDVDプレーヤーやビデオカメラを用意して、ビデオ端子に接続する。

 出先でプレゼンテーションするごとに、データプロジェクターに加えて、パソコンやDVDプレーヤーなどを持ち運ばなければならないとすれば、おっくうだ。荷物が多いだけでなく、パソコンなどはセッティングにも時間がかかる。もし、データプロジェクターだけでプレゼンテーションが可能なら、持ち運びが格段に楽になるのに加え、準備の手間も省ける。あるいは会議の席上で、入れ替わり立ち替わり何人もの出席者がさまざまなデータを見せ合いながら議論するといったようなときにも、パソコンをいちいち接続し直す手間をかけなくて済む。それだけ議論に水を差さずにデータプロジェクターを利用できる。

 そこで、データプロジェクターによっては、USB端子に接続したUSBメモリーから画像や動画のデータを読み出して、スクリーンに投影する機能を搭載している。画面の切り替えなどは、プロジェクター本体の操作パネルか、付属リモコンで行う。この機能を利用すれば、データプロジェクターのほかにデータを保存しておいたUSBメモリーを持参するだけでよい。

 では、前回と同様、「EMP-1715」(セイコーエプソン)を例にして、このUSBメモリー読み出し機能の具体的な利用方法を見ていくことにしよう。

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写真1 USBフラッシュメモリーを差し込むだけで、保存されているデータをスクリーンに投影できる(セイコーエプソンの「EMP-1715」の場合)

USBメモリーに保存した画像や動画を表示する

 USBメモリーでに保存した画像や動画を表示できるといっても、パソコンのようにさまざまなファイル形式に対応しているわけではない。EMP-1715の場合、利用できる画像のファイル形式は、BMP、GIF、JPEG、PNGの4種類。また、JPEG以外、つまりBMP、GIF、PNG形式では、画像サイズが1024×768ドットまでとなっている。動画のファイル形式はMPEG1とMPEG2に対応する。動画ファイルの場合は、プロジェクター本体の内蔵スピーカーから音声も出力される。