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 コピー機やスキャナー、ファクシミリの機能も併せ持つページプリンターを、複合機と呼ぶ(下図)。1台で2~4役をこなし、コピーしたり文書をデジタル化したり、ファクスを送ったりできる便利な製品だ。

インクジェットプリンターでは、複合機が主流になりつつあるが、ページプリンターの世界でも少しずつ増えている。「デジタル複合機」「オールインワンプリンター」と称するメーカーもある

 複合機の場合も、購入に当たってチェックすべきポイントは変わらない。印刷速度や印刷にかかるコストで、購入候補を絞り込む。同程度の価格の単機能機に比べて、複合機は一般に印刷速度が劣り、特にカラー印刷のスピードが遅いので注意する。

 次に、複合機ならではのコピー/スキャナー/ファクシミリの各仕様に着目する。コピー性能は、プリンターの印刷速度で決まる。基本的に、コピーの速度は印刷速度に準ずる。当然だが、カラー印刷に対応していればカラーコピーも取れる。

 スキャナーは、製品によって違いが大きい機能だ。具体的にはスキャナーで読み取った文書の出力先の多様さが違う。USBケーブルやLANを通じてパソコンに保存するのが基本だが、一部製品はファイルサーバーやFTPサーバーに保存できたり、プリンターから電子メールに添付して直接第三者へ送ったりできる。なお、PDFやJPEGで文書を保存できる場合が多いが、一部製品はファイル形式が限られている。

 最後のファクシミリ機能は、ごく一般的な通信規格「スーパーG3」にほとんどが対応している。ポイントは、送信時や受信時にメモリーに蓄積できる文書の枚数と、ADF(自動給紙装置)にセット可能な文書の枚数である。大量に送受信する場合、両者の値が少ないと使い勝手が悪い。

 複合機は、単機能と違って本体を操作するシーンが多い。このため、使い勝手の良しあしも、事前に実機を試用してシビアにチェックすることが肝心である。