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 台湾勢の低価格攻勢を受け、国内生産からの撤退を相次いで表明している日本の光ディスクメーカー。その厳しい環境下にあって、国内生産の灯を守り続けているのが、太陽誘電だ。台湾勢に対し技術的な優位性をどう保つのか、激しい低価格競争に生き残る術はあるのか。同社の技術責任者に話を聞いた。

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■今年に入り、光ディスクの国内大手メーカーが、DVD-Rディスクの国内生産からの撤退を続々と表明しています。この動きをどう見ていますか。

 確かに最近、新聞やテレビで「国内勢の光ディスク事業が縮小」といったニュースが、大きく報じられるようになりました。そのせいでしょうか。私が、この三月に日本記録メディア工業会で講演をしたときも、参加者から「DVDの将来は大丈夫か」と心配する声が多く聞かれました。

 まず、誤解を解いておきたいのですが、国内メーカーが苦戦しているからと言って、DVDディスクのマーケットが縮小しているわけではありません。確かに日本市場の伸びは緩やかですが、欧米やアジア諸国はまだまだ右肩上がりです。特にヨーロッパでは、ブルーレイに対する認知が進んでいないこともあり、DVDは今でも幅広い支持を受けています。

 ですから、世界規模で見れば、DVDの時代はもうしばらく続くと考えています。ブルーレイに完全移行するまでには、まだ時間がかかりそうですし、場合によっては完全移行せず、最後まで両者が共存するかもしれません。