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 朝日新聞社が運営するWebサイト「アサヒ・コム」。2008年6月9日に大規模なリニューアルを実施し、トップページのレイアウトを刷新。今見ている記事の関連記事を自動的に提示する機能(リコメンドシステム)や、コンテンツの表示順などをユーザーがカスタマイズできる仕組みも盛り込んだ。

 なぜ今、リニューアルに踏み切ったのか。1カ月が経過して、リニューアルの効果は見えてきたのか。同サイトの編集長を務める小野高道氏に聞いた。

■リニューアルの狙いはどこにありますか。

 今回のリニューアルは、アサヒ・コム開設以来最大の変更です。アサヒ・コムは1995年8月にサービスを開始して以来、ニュースサイトとしてやってきました。ただ、より多くのユーザーを取り込むには、ニュースだけでは足りないと考えました。

 そこで今回、ニュースサイトという看板を捨て、総合情報サイトに生まれ変わりました。生活情報やエンターテインメントなどの情報にも、多くの人にアクセスしてもらえるページを目指しました。これによってユニークユーザーを増やし、ページビューの獲得にもつなげたいのです。1日に約800万だったページビューを1000万に伸ばし、常に1カ月当たり3億ページビューを超えるサイトになりたいと考えています。

 回遊率を上げることも、重要なテーマでした。一つの記事を読んで終わり、ではなく、一度見に来てくれたユーザーを“アサヒ・コムから離さない”ことを目指しています。

 こうした狙いに基づいて、新たなレイアウトを考えました。まず、ページ上部のコンテンツのカテゴリーを一新しました。従来は「社会」「政治」「国際」など新聞の欄ごとに分類していましたが、これを「ニュース」「エンタメ」「ショッピング」のようにざっくりとした分類に変えました。またページの中央部に「フィーチャーBOX」と呼ぶ欄を設けました。こうした変更によって、ニュースを読みに来た人に、それ以外の情報を見てもらいやすい構成にしました。

 また、各記事には関連キーワードや、関連記事を一緒に表示しています。さらに検索欄を中央に配置して目立ちやすくしました。いずれも、回遊率を高めることを目的としています。