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 ギネス記録を樹立したブラウザーをご存じだろうか。NPO(非営利組織)であるMozilla(モジラ)が6月18日に公開したブラウザー「Firefox 3」が、24時間で最も多くダウンロードされたソフトウエアとして世界記録を達成したのだ。Firefoxはオープンソースの形態で開発された無料ソフト。世界中の有志のプログラマーが力を合わせて開発を進めている。今回、有限責任中間法人Mozilla Japanの瀧田佐登子代表理事に、Firefox 3の特徴やオープンソースの意義、ブラウザーの未来について聞いた。

■Firefox 3の強みは何ですか。

 最大の売りはスピードです。メモリー管理の改善などで、従来の版よりも軽快に動きます。高性能パソコンを使っているユーザーはもちろん、そうでない人にも大きなメリットをもたらすでしょう。

 Firefox 3のウインドウはボタンが少なく、必要最小限の機能しか備えていません。そのためか、「今まではいろんな機能が付いていたのに今回は付いていない」という批判も受けました。ただ、ユーザーが求めているのは、サイトにストレスなくアクセスでき、マニュアルなしでも簡単に操作できること。Firefox 3は、その要求に応えたのです。

 とはいえ、好きな機能を自分で追加できる仕組みは用意しています。使い込むほどに、“自分色”に染めることができます。基本はシンプルにし、後からいろいろ追加できるように作ってあるのです。

 ネット上で公開されるWebサービスは日々増えています。それに伴って、操作方法は複雑化し、動きは緩慢になっています。そんな時代だからこそ、ベースになるブラウザーは高性能な方がいい。どんなWebサービスでも、軽く快適になります。「速い、簡単、カッコいい」──これがFirefox 3の目指す世界です。