PR

 「連想検索」という言葉をご存じだろうか。例えば「環境問題」という単語を耳にしたとき、頭の中には「地球温暖化」や「ダイオキシン」といった言葉がふわっと浮かぶ。これと似たことをパソコン上で可能にするのが連想検索だ。

 気になる単語や文章を入れて検索すると、それに近い内容の文書や書籍を提示する。同時に内容のエッセンスを表す複数の関連語を示す。心に留まった文書や関連語を指定してさらに検索を進めれば、何となく関心のあったテーマを深堀りしたり、思いもよらなかった発想に出会ったりできる。

 連想検索の生みの親である高野明彦氏は、Googleとの対比でその意義を説く。「Googleのようなキーワード検索はいわば幅の狭い強力なサーチライト。富士山の高さは何メートルといったピンポイントの情報を調べるのには強い。ただ、周辺に視野を広げたり、漠然とした話題を掘り下げて調べたりするのには向かない。個性的なキーワードを5、6語入れると検索結果が0件になる」。

 連想検索を支えるのが、汎用連想計算エンジン「GETA(Generic Engine for Transposable Association:ゲタ)」だ。ある単語や文章が入力されると、それを動詞や名詞などの単語に分解する。一方で、同じように単語に分解しておいた百科事典の記述や数百万冊分の書籍の目次データベースと照合。独自の基準よりも頻出度が高い単語を多く含む文書や書籍を抽出する。さらに、抽出した文書や書籍の中から基準を超える頻出語を関連語として表示する。

 GETAと高信頼な情報源を組み合わせた現在の連想検索の到達点が「想─IMAGINE」だ。これは「各分野の専門家と電子上でミニ会議を開くようなもの。どの情報源、どの関連語に心が響くかでユーザーの個性が強く出る」。連想検索に託す思いを「世界に自分がいる意味や自分だけの文脈を発見するきっかけになる」と語った。