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 女性向けWebサイトを一手に束ねて、それぞれのサイトに適した広告を出す――。2008年8月19日、米国のネット広告配信大手グラムメディアが日本への進出を明らかにした。グラムメディアは、女性向け雑誌を手掛ける出版社のWebサイトや女性向けWebサイトを束ね、各Webサイトへ広告を配信。米国では640以上のWebサイトをネットワーク化している。グラムメディアの独自コンテンツや女性向けWebサイトのコンテンツへのリンクをまとめたWebサイト「Glam Media」も運営。月間のユニークユーザー数(サイトを訪れた人の数)は、提携WebサイトとGlam Mediaを合わせると、約7700万に上るという。

 日本進出に当たって、グラムメディア・ジャパンのCEOには元エキサイト社長の山村幸広氏が就任。その山村氏にグラムメディア・ジャパンのサービスイメージや戦略を聞いた。

■エキサイトを退職されてから、複数オファーがあったと思いますが。

 そうですね。その中でグラムメディアのオーファーを受けたのは、自分の経歴として積み重ねてきたものを発展させられると感じたからです。私は、ダブルクリックでネット広告を、エキサイトで女性サイトを手掛けていましたから。

 グラムメディアのことは、1年くらい前から知っていました。オファーが来たのは2008年6月中旬。単純に、面白そうだと思いました。エキサイトには「ウーマンエキサイト」という女性向けサイトがあり、広告に関して悩みを抱えていた。その経験もあって、グラムメディアが女性向けサイトの悩みを解消できるのではないかと思ったのです。

 ネット広告を“ちゃんとした”ポジションに持っていきたいというのも引き受けた理由の1つです。広告はヤフの一人勝ちで、極端すぎる。クライアントにとっては著しく選択肢が少ないと思っています。ヤフーやグーグルには出さないけど、グラムには出すという広告を作り出せるはずです。ヤフーやグーグルを好きなクライアントなんてなかなかいない。グラムの味方になってくれるはずなんです。

 広告の力というのは、興味がない人に対してそれを見せることで、市場を広げてシェアを拡大したり、ブランド認知を向上したりすることもあると思います。興味がある人に向ける「One to One Marketing」のみが必要とされているわけではありません。そういった意味では、広告はクリック単価だけで図れるものではないし、クリック単価よりも自身のブランドがどう認識されているかを気にしているクライアントも多い。それを考えると、ヤフーやグーグルがリーチできなかったクライアントを取れると思っています。

 もう1つは、ゼロからスタートできるところの魅力がありました。1から10にするのは色々な人ができると思っています。ただ、0を1にするのは難しい。自分は過去にそれをチャレンジしてきました。大変ですが、やっぱり立ち上げは一番面白いんですよね。