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 世界のパソコン市場で2006年後半からトップシェアを維持している米ヒューレット・パッカード(HP)。その米国本社で世界のパソコン事業の総指揮を執っているのがTodd Bradley上席副社長だ。同氏がこのほど来日し、日経パソコンとの単独インタビューに応じた。世界のパソコン市場の現状や、ミニノートに関する今後の見通しについて聞いた。

■パソコン事業の最近の業績は。

 2008年第3四半期(5月~7月)の決算では、パソコン事業を担当している「パーソナル システムズ グループ」の売上高が102億5400万ドルと、前年同期に比べて15%増えた。営業利益は5億8700万ドルで、前年同期と比べて0.1%減。パソコン事業を製品別に見ると、デスクトップパソコン市場も拡大を続けているが、特にノートパソコン市場の売れ行きが伸びている。

 地域別に見ると、2008年第3四半期における南北アメリカの売上比率が41%。ただ、前年同期と比べた売上高の伸びは4%にとどまった。ブラジルなどラテン諸国の市場は拡大しているが、北米と比べると市場規模がまだ小さく、南北アメリカ全体では伸びが限られる。

 対して、欧州の売上比率は全体の40%。前年同期に比べて16%成長した。アジア太平洋地域の売上比率は19%で、前年よりも14%成長。欧州とアジア太平洋地域は市場が急激に拡大している。

 欧州市場で牽引役となったのがロシア。東欧も比較的高い成長が続いている。ドバイやトルコも急成長市場だ(HPではこれらの国を欧州市場としてカウント)。

 アジアでは中国市場の拡大が顕著。インドや東南アジアの市場の伸び率も高い。日本では、HPのシェアが9%弱に過ぎず、日本市場では拡大の余地が十分にあると見ている。