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 台湾の電源ユニットメーカーであるTopower Computer Industrialは2008年10月24日、日本の代理店であるタオエンタープライズを通して、新製品「SilentCool」シリーズを発売する。SilentCoolは実勢価格が4980円からと、作りの良さを売りにしてきたTopowerブランドの製品としては安い。新製品のポイントについて、Topowerのケント・チョウ社長に聞いた。

■新製品は今までの自社製品と何が違うのか

 価格を下げるために、基板を新たに開発した。市場では安価な電源が数多く販売されているが、Topower(とタオエンタープライズ)がテストしたところ、定格使用の範囲内でも正しく動かない製品がいくつもあった。SilentCoolシリーズは安かろう、悪かろうの製品ではない。

■新基板のポイントは

 これまでの基板では、フィードバック、スタンバイなど各種の制御回路に多数の部品を使っていた。これらをICチップ化した。従来は2個だったICチップを6個まで増やして部品を集約している。部品が劇的に減り、回路全体がシンプルになった。発熱も減ったため、ヒートシンクが小さくて済む。軽くなり、壊れにくくなっている。

 この基板は「M3」と呼ぶ。上位製品用の「M7」「M8」という基板の製品を出していく予定で、全世界で販売する。今回発売するSilentCoolシリーズのうち、下位の2モデル(定格出力350Wの「SilentCool430」と同450Wの「SilentCool530」)はM3を採用している。最上位の「SilentCool630」(定格550W)は「EP」という従来の設計に基づいた基板だ。これはより出力の大きな基板が間に合わなかったためで、年内にはM8に置き換える。

■日本市場では静かさや効率が重視される傾向にある

 新基板は発熱が少ないので、電源ユニット内蔵ファンが発する騒音も減らせた。ファンは自動で制御されており、負荷が50%までは最低の回転数で動作する。(現在一般的なパソコンで)Webブラウザーやメールソフト、オフィスソフトを使う程度だと電源の負荷は50%を超えない。十分に静かだ。

 新基板では効率も高くなっている。回路のICチップ化が進んでいない従来の製品では、効率が概ね72%程度だった。SilentCoolシリーズは、日本の100V環境だと78~79%の効率は得られる(仕様上の最高値は81%)。