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 アップルが2009年10月21日にMacのラインアップを一新して、約1カ月が経過した。集計サービス「BCNランキング」によると、店頭での売り上げは上々のようだ。11月9~15日の1週間の売り上げでは、デスクトップ型パソコンのジャンルで「iMac MB950J/A」が第1位、「iMac MB952J/A」が第9位。ノート型では「MacBook MC207J/A」が第7位にランクインした。ほぼ同時期に、店頭にはWindows 7を搭載した新機種がズラリと並び出した中での結果なので、健闘していると言えよう。
 そんな折、新型Macでこだわったポイントや市場での狙いなどについて話を聞く機会を得た。米国本社のプロダクトマーケティングマネージャーで、デスクトップ型を担当するグレッグ・スメルツァ氏、ノート型を担当するセリーナ・チェン氏である。

■まず、ディスプレイが21.5型と27型になったiMacについてうかがいたい。外観上のデザインがほとんど変わっていないように見受けるが。

スメルツァ:言うまでもなく、ディスプレイはパソコンとユーザーをつなぐ窓口の役割を果たす重要なインタフェースだ。だからこそアップルは、従来からiMacに関して、特にディスプレイに焦点を当てたデザインを採用してきた。新型のiMacでは、前面を端から端までガラスでカバーしたようなデザインを採用したのが特徴だ。アルミニウムでできたきょう体のボディは、前面から見てガラス下部にしか見えず、その下部も幅を狭くし目立たなくした。ユーザーが、ディスプレイに表示されるコンテンツにだけ集中できるように、集中を阻害する邪魔な存在はできるだけ省きたかった。

 ディスプレイの横縦比を16対9にしたのも、同じ狙いからだ。新型iMacは、全機種で縦の解像度が1080ドット以上あり、フルのハイビジョン映像を視聴するのに最適である。横縦比が16対9なので、ハイビジョン映像を再生しても上下に黒い帯が入ることがない。21.5型の解像度は1920×1080ドットで、27型は2560×1440ドットもある。

 大型テレビで採用されるIPS技術に対応した液晶パネルを採用したのもミソ。左右や上下から見ても画面が反転したり色調が変化しないIPSのおかげで、iMacに対して斜めの位置に座っていても、快適にハイビジョン映像を楽しめる。水平、垂直ともに178度の角度であれば、はっきり見れる。この利点を生かせば、デジカメ写真をみんなで見て楽しむのにも向く。もう1つ技術的なポイントとして、液晶パネルのバックライトが初めてLEDになったことも挙げられる。LEDのおかげで、瞬時に明度が最大値になる。

 目立たないが、裏側のデザインが変わったことにも注目してほしい。従来のように貼り合わせるのではなく、アルミニウムで精密鍛造した一体成形のきょう体になっている。継ぎ目がない、美しいデザインとした。