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忙しい現代人にとって、スケジュール管理は重要かつ永遠のテーマ。自分だけならまだしも、グループ内でメンバーの予定を合わせるとなると大変だ。そこで多くの企業がグループウエアを導入し、チーム作業の効率アップを図っている。ところが、こうしたグループウエアに対して、使いづらい、入力が面倒などの不満を感じている人は多い。今回は、代表的なグループウエアメーカーであるサイボウズの青野慶久社長にこれからのグループウエアについて話を聞いた。

■グループウエア市場に飽和感を感じます。最新動向を教えてください。

 今、多くの企業ユーザーがグループウエアを「古くさい」と感じているかもしれません。なのに、グループウエアを大きく変える革新的な技術は、まだ出てきていない。例えば、「グループ」は社内だけのものではないのに、従来のグループウエアは会社という1つのグループの中で使うことを前提に作られています。会社の枠を超え、会社間で連係するグループウエアがあったっていいはずです。この市場には、開拓できる余地がまだたくさんあります。だから、私たちは飽和したとは考えていません。

 家庭用ゲーム機も、携帯電話でゲームができるようになったとき、市場がなくなるのではと不安視されました。しかし今では、以前はゲームをしなかった人が家庭用ゲーム機で遊ぶようになりました。グループウエアも同様で、再び成長を始めたら、今の何倍もの市場になると私は考えています。

 そのために、グループウエアには質的な変化が必要です。質的な変化を起こすキーワードは、「チームワーク」だと思います。私たちは、当社の存在意義を、この言葉で定義し直そうと考えています。

 メールの送受信やスケジュール登録が基本スタイルのグループウエアは、もう飽和したと言えます。しかし、スケジュールをチームワークで活用できるなら、話は違ってきます。

 例えば、同じグループのメンバーが有給休暇の申請をする場面。従来のグループウエアでは、有休申請のシステムとスケジュールが連動していないために、申請とスケジュール登録を別々に行う必要がありました。本当は、メンバーが有休を申請し、上司が承認したら、自動的にその人のスケジュールに登録されたり、誰がいつ休むのかがグループのメンバー全員に知らされたりすればとても便利です。当社は、グループウエアを単に「時間を管理するもの」と見るのではなく、チームワークのためのツールと位置付け、作り直したいと思っているのです。