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 世界最大の家電展示会「2010 International CES」の開催初日となる2009年1月7日(米国時間)、米マイクロソフトの展示会場は数多くの来場者で埋め尽くされた。同社のブースは、長蛇の列ができるほどの盛況ぶりである。

 展示の目玉は、やはりWindows 7。2009年末の発売以降、Windows 7および搭載パソコンは、日本だけでなく米国でも販売が好調だという。Windows 7のどのような点が米国で評価されているのか。米マイクロソフト Windowsディビジョン シニアディレクターのビル・コックス氏に、CESの会場でインタビューした。

■Windows 7が米国ユーザーに受け入れられた最大の理由は何ですか。

 理由は複数ありますが、最大の理由はOSが軽いことです。最新機種はもちろん、低いスペックの古いマシンでも軽快に動作します。軽快な操作感は、Windows 7に触れればすぐに分かる。分かりやすいからこそ、反響も大きかったのだと思います。

 もう一つ、付け加えるなら互換性です。Windows 7は、前バージョンのWindows Vistaがベースで、Vista用のデバイスドライバーのほとんどが使えます。Windows XP環境から移行するユーザーを想定して、互換性に関する複数の仕組みも用意しました。新機能の追加も重要ですが、同様に既存のユーザー環境を十分配慮した姿勢が、高く評価されたのでしょう。

■米国のユーザーに評判の良いWindows 7の機能を教えてください。

 使い勝手を向上させる基本機能が、すこぶる評判が良いです。その一つが「Aeroシェイク」。複数のウインドウが起動した状態で、あるウインドウをマウスでドラッグして左右に振ると、ドラッグしたウインドウ以外のすべてのウインドウが非表示になる機能です。1つのウインドウで集中して作業したい場合に重宝します。もう一度、ウインドウをドラッグして左右に振れば元の状態に戻る。1度使うと癖になります。ウインドウをディスプレイの半分のサイズに瞬時に表示できる「スナップ」機能も評判が良いです。

■タッチスクリーン機能の「Windows Touch」の評判はどうでしょうか。

 とても注目されています。特に重要なのは、Windowsが標準でタッチスクリーンに対応したことです。Windows上で動作するタッチスクリーン機能はこれまでもありましたが、タッチパネルメーカーなどが独自にソフトウエアを開発する必要がありました。Windowsが標準対応したことで、組み合わせて動くソフトウエアが開発しやすくなりました。

■今後、どのような分野でWindows Touchが使われていくのでしょうか。

 1つは電子書籍です。Windows Touchを使えば、書籍のページを手でめくる操作を容易に実現できます。もう一つ、大いに期待しているのが教育分野です。キーボードやマウスを使いこなせない幼児などでも、Windows Touchを使えば絵本感覚で電子コンテンツを楽しめます。