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 「桃華絵里。通称ももえり」といえば、今や若い女性たちの憧れの存在だ。ドレスや靴、アクセサリーなどを企画、販売する会社を経営。一方で、雑誌などにはモデルとしても登場する。「社長」と「モデル」──2つの顔でファッションやライフスタイルの情報を女性たちに発信し続けている。

 桃華さんはかつて、静岡の人気キャバクラ嬢だった。転機は2007年。2人の仲間とMoeryを立ち上げた。動機は今年5歳になった息子だったという。「息子が保育園に入るまでには昼の仕事に戻りたいというのがあったのです」。

 もともと洋服やアクセサリーなどが好きだったこと、それまでのキャリアを生かせることから、キャバクラ嬢向けのドレスの企画、販売を始めた。本社は静岡市内。そこからネットショップを通じて全国に販売する。

 とはいえ、最初から順風満帆だったわけではない。「初めは全然売れなくて、数件の注文に一喜一憂。自分で発送用の箱に商品を詰めながら、いつかこの箱が山積みになればいいのにと思っていました」と振り返る。

 その後、ブログの人気などが起爆剤となって、ネット販売が急成長。現在では、さまざまな企業とコラボレーションし、女性向けのパソコンや電化製品、化粧品などを企画、開発するなど、活動の場を広げている。

 起業当初から一貫しているのは「拠点は静岡」ということだ。「今はパソコンやネットがあるからどこでもビジネスができます。生まれ育った静岡で息子を育てながら仕事を続けたい」。

 そんな桃華さんに今後の目標を聞いた。すると「年齢を問わず、女性がかわいいと思える物を発信していきたいです」と一言。一拍おいて「いつか息子と仕事をしたいです。多分嫌がられちゃうけど」と笑った。最後に見せたのは「社長」「モデル」に次ぐ3つめの顔、「母親」だった。