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松田 憲幸(まつだ のりゆき)
1965年、兵庫県生まれ。大阪府立大学工学部卒業。日本IBMを経て、96年8月にソースネクストを創業。03年にソフトのコモディティー戦略を、06年に更新料ゼロの「ウイルスセキュリティZERO」を発表。その後も、ソフトをUSBメモリーに同梱して販売するなど革新的な手法でシェアを伸ばしてきた
(撮影:村田 和聡)

 ソースネクストが、また世間をあっと言わせるサービスを始めた。3年間、4980円の料金でパソコンに関するあらゆる疑問に答えるという。PC本体、ソフト、ネットワーク…質問内容は何でもOK。回数も無制限だ。しかし、そこまで手を広げて本当に採算は取れるのか。同社トップに勝算を聞いた。


■そもそも、なぜこんなサービスを考え付いたのですか。

 このアイデアを思い付いたのは、電器量販店で営業活動をしている最中でした。

 実は今年「年間1000店」を目標に、全国の量販店を精力的に回っているのですが、そのなかで1つ気になることがありました。どこのお店もそうなんですが、店員さんが本来の接客業務に時間を割けていないのです。製品を買ったお客様から「パソコンが動かない」とか「インターネットにつながらない」といった不満やクレームが寄せられ、その対応を一手に引き受けている。中には、1人のお客様に1時間以上を費やしている店員さんも見かけました。

 本来、こうしたサポートは、メーカーやプロバイダーが対応するべきものです。ところが、ユーザーは誰に聞けばよいかわからないので、買ったお店の店員さんを頼ってくるわけです。これが、量販店の大きな負担になっています。お金にならないサポートにばかり時間を割かれ、本業になかなか手が回らない。こうした悩みを抱えているお店は、1つや2つではありません。どのお店に行っても、同じ話が出てきます。