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 一見、小さくなったかのように思われるインターネットセキュリティの脅威。しかし水面下では新たな脅威が、静かに、そして着実に迫りつつあるのだ。インターネットセキュリティソフトおよびソリューションの国内トップベンダーであるトレンドマイクロは、それにどのように対抗していくのか? 日経パソコン発行人の藤田憲治が同社の大三川彰彦取締役にじっくりと聞いた。

犯罪目的の脅威が急増、従来型の対策では防御しきれない

トレンドマイクロの大三川彰彦取締役 エグゼクティブバイスプレジデント 日本地域担当 兼 エグゼクティブバイスプレジデント アジア・ラテンアメリカ地域営業推進担当 兼 グローバルマーケティング統括本部 統括本部長 兼 マーケティング本部 本部長
トレンドマイクロの大三川彰彦取締役 エグゼクティブバイスプレジデント 日本地域担当 兼 エグゼクティブバイスプレジデント アジア・ラテンアメリカ地域営業推進担当 兼 グローバルマーケティング統括本部 統括本部長 兼 マーケティング本部 本部長

 ひと頃はマスコミでも、ウイルスや個人情報漏洩といったインターネットセキュリティの脅威が盛んに報道されていたが、ここ最近はさほど話題にのぼらなくなった感がある。では脅威は沈静化したのかというと、決してそんなことはない。トレンドマイクロ取締役の大三川彰彦氏は次のように語る。

 「かつてインターネットセキュリティの脅威といえば、自身の技術力を誇示するためにウイルスをばらまくといった、いわば愉快犯的なものがほとんどでした。それが時がたつにつれ、明確に犯罪目的のものに変わってきています。より目立ちにくく、深く潜行するものになっているのです。だからこそ表にはなかなか出てこなくなっています」

 一方で、ウイルス侵入の手口も巧妙化。メール添付ではなく、Web経由が大半を占めるようになった。「この情報を知りたければ下記のURLをクリック!」などと書いたメールを送りつけ、ウイルスを埋め込んだサイトに誘導するなどというのはその典型。企業などのサイトが不正に書き換えられ、アクセスするとウイルスに感染するといったケースもある。

聞き手の藤田憲治・日経パソコン発行人
聞き手の藤田憲治・日経パソコン発行人

 「しかも、ウイルスを埋め込んだサイトのURLを頻繁に変更するなど、不正を行う側の動きは年々スピードアップしています。新しいウイルスも、今や世界中で1.5秒に1つずつ生み出されているとされます(※)。こうなると、従来のウイルスソフトのような、パターンファイルを配布するという方法では対応が間に合わず、攻撃を防ぎきれなくなりつつあります。企業や家庭のコンピューターがほぼ全てグローバルなネットワークに接続されているといっていい今、より高度な防御策が必要となっているのです」。大三川氏はこう警鐘を鳴らす。


※ 2009年AV-Test提供のデータに基づきトレンドマイクロ算出