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アップルの「iPhone 4」やソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「Xperia SO-01B」など、スマートフォンの新製品が次々に登場してユーザーの人気を集めている。こうした状況は、携帯電話機やスマートフォンのメーカーにとっては、製品の開発競争の激化につながっている。NEC、カシオ計算機、日立製作所の3社は2010年6月1日、新会社のNECカシオモバイルコミュニケーションズに携帯電話機事業を集約した。3社の事業を単純合計すると、新会社の携帯電話機の国内出荷台数は501万台。シェアは4位の14.5%になる[*]。新会社を率いる山崎耕司社長に聞いた。

* 2009年度の国内出荷(MM総研調べ)

■事業統合の経緯と新会社の目標を教えてください。

 日本の携帯電話機市場は、2008年あたりから縮退し始めました。こうした脅威の中で生き残るために、連携の模索が始まりました。NEC、カシオ計算機、日立製作所の3社は、それぞれが残りの2社にないものを持っていて、各社の特徴を補完し合える関係でした。

 三位一体となったこの新会社で、3年以内に国内シェア1位を獲得したいと強く思っています。そのためにまず2位に上がりたい。これが素直な気持ちです。台数で言えば、できるだけ早く2000万台の壁を超え、5000万台の壁も超えて、1億台をも目指したい。

 何事も、目指さなければ到達はありません。こうした数字を掲げることで、私は、社員が目をキラキラ輝かせて働く会社をつくりたいと考えています。

 ビッグな商品も2年以内に出したいですね。単なる物作りだけでも1年は掛かります。3つの会社がまじり合う過程で、文化のぶつかり合いもあるでしょう。お互いが何を持っているか、じっくり考える時間が欲しい。それを含めて2年です。