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 トリプレットゲートは2010年11月1日から、同社が提供する公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート」でNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」の公衆無線LANアクセスポイントを利用できるようにした。これで、大手の公衆無線LANサービスとの提携はほぼ完了。ワイヤレスゲートに申し込むことで、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、ライブドアの「ライブドア・ワイヤレス」など、主要事業者のアクセスポイント約1万500カ所を利用できるようになる。

 公衆無線LANサービスの現状とこれからについて、トリプレットゲートの池田武弘社長に聞いた。

■今回の協業で、主要な公衆無線LANサービスがすべて使えるようになりますね。

 我々の役割は、各事業者と協力して、公衆無線LANサービスをより安く、分かりやすく、使いやすいものにすることです。NTTコミュニケーションズとは以前から協業したいと考えていましたが、なかなか実現しませんでした。今回の協業で、利用できるアクセスポイントは一気に増え、ユーザーの利便性が上がると思います。

■公衆無線LANサービスのユーザーの動向について教えてください。

 近年、公衆無線LANサービスのユーザー数は劇的に増えています。かつて、公衆無線LANサービスを利用するのはパソコンのヘビーユーザーだけでしたが、最近はiPhoneなどのスマートフォンが普及してきて、無線LANを利用する人が増えたためです。スマートフォンには携帯電話の通信機能がありますが、スマートフォンを使い始めると、速度に満足できなくなるのでしょう。

 一方で携帯電話会社の状況も変わりました。スマートフォンを使うと、ユーザーの通信量は増えます。携帯電話網に大量のトラフィックが流れるのは携帯電話会社も困る。そのため、無線LANも使える携帯電話端末が増えています。ユーザー側、事業者側両面から、無線LANの存在感が大きくなっていると思います。

■今後はどのようなサービスを展開していくのでしょう。

 我々は、これでやっとスタートに立てたと思っています。「ワイヤレスゲート」で主要な公衆無線LANサービスのアクセスポイントが使えるようになり、利用環境は整いました。しかし、目的は公衆無線LANサービスに接続してもらうことではありません。いかに便利に使ってもらうかです。無線LANの料金に数百円追加するだけでより便利に使える、そんなオプションサービスを追加していきたいと思います。

 今、考えているのは、「安心」「安全」のためのサービスです。スマートフォンは結構無くす人が多いようですから、遠隔でデータを消去するようなサービスは実現したいですね。電子書籍などのコンテンツアグリゲーターと組んで、プラス数百円でコンテンツを見られるといったサービスも良いかもしれません。

 ユーザーが、パソコンを使うヘビーユーザー中心からスマートフォンを利用する一般の人に広がることも意識してサービスを考えなければならないとも思います。ヘビーユーザーなら環境さえ整えば自分で接続してくれましたが、設定方法のサポートなども必要になるでしょう。

 今後は、さまざまな企業とのアライアンスを広げていきたいと思います。先に挙げたコンテンツアグリゲーターもそうですし、販売パートナーもそうです。販売パートナーでは、ヨドバシカメラと協力していますが、ヨドバシカメラで申し込むのはやはりスキルが高いユーザー。それ以外の人たちに、どうやって公衆無線LANサービスを知ってもらうか、使ってもらうかが課題です。