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みやした・まさみつ:1950年北海道生まれ。1970年日本IBMに入社、各種の新規プロジェクト立ち上げに参加。1986年には宮城県仙台市にピザ・アイスクリーム宅配店「ストロベリーコーンズ」を出店し、以後フランチャイズ展開を拡大。1990年に顧客・勤怠・在庫などの管理機能を持つ情報システム「SISTER」を開発・導入するなど、店舗のIT化を推進してきた。2010年7月にはiPadを導入した新店舗「e-pizzeria ナポリの窯」をオープンした。(撮影:中村 宏)
みやした・まさみつ:1950年北海道生まれ。1970年日本IBMに入社、各種の新規プロジェクト立ち上げに参加。1986年には宮城県仙台市にピザ・アイスクリーム宅配店「ストロベリーコーンズ」を出店し、以後フランチャイズ展開を拡大。1990年に顧客・勤怠・在庫などの管理機能を持つ情報システム「SISTER」を開発・導入するなど、店舗のIT化を推進してきた。2010年7月にはiPadを導入した新店舗「e-pizzeria ナポリの窯」をオープンした。(撮影:中村 宏)
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 「人を引き付ける“遊び”を取り入れたのです」とピザ宅配チェーン、ストロベリーコーンズの宮下雅光社長は、iPad導入の意図を語る。スロットゲームで絵柄がそろうと飲み物やデザートなどの商品がもらえる。実は空くじはナシなのだが、単にクーポンを手渡すよりも格段に楽しさを提供できる。

 サービスと“遊び”を融合する考え方の起源は、35年以上前にさかのぼる。当時、日本IBMの新規事業部門に所属していた宮下社長は、現在のクラウドコンピューティングの前身といえるサービスを手掛けていた。汎用機に電話回線を接続し、複数のユーザーが遠隔利用できるようにしたもので、ユーザーは電子タイプライターを電話回線につなぎ、汎用機の機能をシェアする。

 同システムの利用率を高めるための秘策がゲームだった。ユーザーが複雑な計算を実行すると、結果が出るまでに数時間かかる。この待ち時間に楽しんでもらうのだ。釣りゲームを実行すると、電子タイプライターが池のイメージを印字する。釣る場所を指定すると「惜しい、もうちょっと」と英文のメッセージが返ってくるという具合だ。

チラシ配布などの戦略を練るために各店舗に導入している分析システム。店長が戦略を練ることを楽しめるような設計にした
チラシ配布などの戦略を練るために各店舗に導入している分析システム。店長が戦略を練ることを楽しめるような設計にした
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