PR

はなふさ・たけつぐ:1989年兵庫県生まれ。2008年、東京大学文科三類に入学。大学合格を目指す受験生の間に、地理的・経済的格差があることに疑問を覚え、2010年に「manavee」を開発・公開。自ら資金を調達しながら、仲間を募ってサービスを運営する。近日、manaveeをNPO法人化する予定。(撮影:稲垣 純也)
はなふさ・たけつぐ:1989年兵庫県生まれ。2008年、東京大学文科三類に入学。大学合格を目指す受験生の間に、地理的・経済的格差があることに疑問を覚え、2010年に「manavee」を開発・公開。自ら資金を調達しながら、仲間を募ってサービスを運営する。近日、manaveeをNPO法人化する予定。(撮影:稲垣 純也)
[画像のクリックで拡大表示]

 「manavee」は、大学受験対策のための講義動画を無料で見られるネットサービスだ。現役の大学生などがボランティアで講師を務め、5600本を超える動画を制作・公開。月間約4万6000人もの利用者を集めている。

 このサービスを2010年に1人で立ち上げたのが、東京大学の2年生だった花房氏。動機となったのは、「既存の映像配信サービスが気にくわなかった」こと。予備校などによる講義映像の配信サービスは高額なものが多く、家庭によっては経済的にハードルが高い。一方で、地方在住の受験生には、自宅近くに予備校がないため通えないケースも少なくない。受験をめぐる経済的・地理的格差に憤りを覚え、manaveeの開発を決意した。

 当時、プログラミングの経験はゼロ。猛勉強の末、約1カ月という早さでWebサイトの公開にこぎ着ける。システムの運営資金は自らアルバイトで稼ぎつつ、講師役を務めてくれる大学生を募った。周囲の東大生に理念を話すと、無償での協力を申し出る学生が相次いだ。今では、全国20以上の大学の学生が講師を務めている。

花房氏が開発や運営を手掛ける「manavee」。受験勉強に役立つ講義動画を5600本以上公開する。いずれも無料で見られる
花房氏が開発や運営を手掛ける「manavee」。受験勉強に役立つ講義動画を5600本以上公開する。いずれも無料で見られる
[画像のクリックで拡大表示]

「まじめ」「ちょいワル」「地方出身」「アキバ系」など、好みのタイプを指定して先生を選ぶことができる
「まじめ」「ちょいワル」「地方出身」「アキバ系」など、好みのタイプを指定して先生を選ぶことができる
[画像のクリックで拡大表示]

各教科の講義動画を公開。主に現役の大学生がボランティアで講師を務めている
各教科の講義動画を公開。主に現役の大学生がボランティアで講師を務めている
[画像のクリックで拡大表示]