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 WWW(World Wide Web)は、現在のインターネットの主力アプリケーションの1つです。このWWWを使ってさまざまなインターネット利用方法が開発されただけでなく、最近では、企業内のネットワークや、単体のパソコン上で動作するアプリケーションなどもWebの仕組みを利用することがあります。

 このWebとは、いくつかの仕様などを使って作られたものです(図1)。その中心になるのが、転送プロトコルであるHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)です。このほかに、表示するページ・データを定めるHTMLや、さまざまな情報の場所を指定するURLなどの技術が使われています。

図1 Webは、HTTPやHTML、URLといったいくつかの仕様から実現されているインターネット上のサービス。
図1 Webは、HTTPやHTML、URLといったいくつかの仕様から実現されているインターネット上のサービス。
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 HTTPを解説する前に、WebとURL、それにHTMLについて少し解説しておきましょう。

Web、URL、HTML

 みなさんがWebサーバーにアクセスするのに使っているWebブラウザはどうやって動いているのでしょう?普通、WebブラウザにURLを入力してページを開きます。このとき、Webブラウザは、指定されたURLを解釈して、Webサーバーに接続、指定されたHTMLファイルを取得します。このHTMLファイルには、そのページに埋め込まれている画像などのURLが指定してあります。Webブラウザは、これを取り出してページを表示するのに必要な画像ファイルなどを取得します。

 また、HTMLファイルには、表示する文字などに関しての指定などがあり、Webブラウザは、これを使ってページのイメージを作成、これを表示します(図2)。

図2 Webブラウザは、ユーザーが入力したURLからHTMLファイルをHTTPで入手、これを解析して、必要な画像データなどを再度HTTPで取得する。これらを使ってページを組み立てていく。また、ユーザーがリンクをクリックした場合、HTMLから該当のURLを取り出し、再度同じように新しいページに必要なデータを入手して表示する。
図2 Webブラウザは、ユーザーが入力したURLからHTMLファイルをHTTPで入手、これを解析して、必要な画像データなどを再度HTTPで取得する。これらを使ってページを組み立てていく。また、ユーザーがリンクをクリックした場合、HTMLから該当のURLを取り出し、再度同じように新しいページに必要なデータを入手して表示する。
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 ユーザーが、ページ内のリンクをクリックすると、そのURLを取り出し、同じように動作します。これがWebブラウザの基本動作です。

 一見、Webブラウザは、単純な動作しているように見えますが、その内部はかなり複雑です。HTMLなどの処理以外に、スクリプトなどを処理し、さらにさまざまな関連プログラムを呼び出して、サーバーから送られてきたデータを表示するなどの作業を行うからです。例えば、Flashや動画のストリーミングがこれに当たります。

 このWebの基本技術には、HTTP、URL、HTML、MIME(多目的インターネット・メール拡張)などがあります。MIMEについては、電子メールのところで解説しましたが、このうち、Webでは、転送するデータの種類をWebブラウザに通知するのにMIMEのデータ・タイプを使います。これにより、Webブラウザは、さまざまなデータを扱えるようになります。HTTPについてはあとで解説することにして、URLとHTMLについて簡単に解説しておきます。