PR

 最近では、さまざまなことがインターネットを介して行われています。買い物や情報収集など、多くのことがインターネットでできるようになりました。今後、行政などもインターネットに対応していくことが予想されます。すでに住民票などをインターネット経由で取り寄せられるサービスが提供されている地域もあります。

 米国では、税金の申告がインターネット経由で可能になっています。市販の税金計算ソフトを使って申請できます。

 さて、従来、提供されているサービスをみていくと、申告などに期限があるものが少なくありません。たとえば、日本では税額を決定するための申告書は、決まった時期までに提出しなければなりません。

 これが実際に税務署に出向いて行うものなら、日付を間違えたりすることはまれなことでしょう。まさか夜中の0時前に税務署に提出にいくような人もいません。郵送でも、締め切り日に必着となっており、余裕を見て郵送すると思われます。

ネットでは正確な時間が必要に

 しかし、インターネットを使って期限までに何かを提出するような作業では、結構、期限ぎりぎりに行動することが多くなると見られます。データによっては数秒で送信が可能だからです。こういった場合、使っているマシンの時刻設定は重要な問題となります。時計が遅れていたりすると、本人は間に合ったつもりでも、実際には期限を過ぎていたなんてことが起こるかもしれません。

 また、ネットワークを介してファイルを共有するなどの場合でも、正確な時刻が重要になります。ファイル更新の前後関係を判断するときに、システムが管理しているファイルの更新時刻を使うからです。

 コンピュータの多くは、内部に時計機構をもっていますが、これを正しく合わせる必要があります。ディジタル技術を使った時計とはいえ、その精度は普通の腕時計並みで、月に±15秒程度の誤差が生じます。また、時計の進み(遅れ)具合は、回路が置かれている温度環境や、回路の構成などにも影響を受けるため、放っておくと数分の誤差が出ることも珍しいことではありません。

 日付が去年になっている、あるいは未来からのメールがやってくることがありますが、これもこうした内部時計がおかしくなっているのが原因です。

 インターネットでは、こうした問題に対処することを考えて、時刻を合わせるためのプロトコルが用意されています。このプロトコルを使うことで、正確な時刻を入手して時計を補正し、常に正しい時刻が得られるようにすることが可能です。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料