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まずは、取引しようとしている相手の評価を確認することが重要です(表)。「Yahoo!オークション」などには、取引後に落札者と出品者が相互に相手を評価する仕組みがあります。落札者や出品者が、過去の取引でトラブルを起こしていないかどうかをチェックできるようにするためです。当然、評価が良くないユーザーとの取引は見合わせた方がよいでしょう。

【オークション詐欺対策7カ条】

 ただし、評価の過信は禁物です。一定の期間はきちんと取引をして評価を上げ、その後で犯行に及ぶ詐欺師が少なくないからです。

 そういったケースでは、取引する品物や金額に変化が見られる場合があるので、詐欺を見抜くヒントになります。例えば、それまでは小額の商品しか売買しなかったのに、ある日を境に多数の高額商品を売買するようになったら要注意です。

 落札した商品の代金を振り込む際には、振込先の口座でトラブルが報告されていないことを確認しましょう。例えばYahoo!オークションでは、トラブルが多数報告されている出品者の振込先口座リストを公開しています(図)。

【「トラブル口座リスト」を確認】

 ヤフーでは、一定の条件の下、オークション詐欺の被害額の8割(上限は50万円)を補償するサービスを用意していますが、「トラブル口座リスト」に掲載されている口座に代金を振り込んだ場合には補償の対象になりません。必ず確認しましょう。併せて、取引相手の住所や電話番号の確認も忘れないように。

 また、オークション外での取引には応じないようにしましょう。出品者を装って、落札できなかったユーザーに「落札者の都合でキャンセルされたので、商品を購入しませんか」と持ちかける「次点詐欺」と呼ばれる手口が後を絶たないからです。

 相手の誘いに乗って代金を払ったら最後です。商品が送られてくることはありません。犯人は出品者とは無関係なので、突き止めることは難しいと考えた方がよいでしょう。当然、オークション運営会社の補償を受けられません。

 商品、あるいは代金を詐取されないようにするには、商品が届くと同時に代金を渡す代金引換や、商品が到着したら落札者から預かっている代金を出品者に渡す「エスクローサービス」がお薦めです。

 万一に備えて、落札内容や入札履歴の画面を印刷しておくことも重要です。補償を受ける際に必要です。

 取引中に気になることがあった場合、詐欺の被害に遭った場合には、各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口や全国市町村の「消費生活センター」、オークション運営会社などにできるだけ早く相談しましょう。