Outlook Express(OE)は、Windows XPに付属する標準的なメールソフトとして多くのユーザーに利用されてきました。ただ、現在では機能を強化した新しいメールソフトが数多く登場しています。
これらのメールソフトが備える新機能の中でも、特に便利なものといえば迷惑メールの自動判別機能です。受信時に迷惑メールを自動的に検出し、特定のフォルダーにより分けてくれるのです。OEでは自分でルールを決めてメールを分類できますが、迷惑メールを自動でより分ける機能はありません。迷惑メールに悩まされているという人であれば、乗り換える価値はあるでしょう。
OEの後継となるメールソフトが、「Windows Liveメール」です。マイクロソフトのWindows Liveと呼ばれるネットサービスの関連ソフトとして開発されましたが、通常のメールソフトとして利用できます。利用料は無料で、下図のURLからダウンロードできます。操作性はWindows Vistaの「Windowsメール」と似ていて、もちろん迷惑メール対策機能も搭載しています。
Windows Liveメールをインストールすると、OEで受信した既存のメールや送受信サーバーの設定が自動的に取り込まれます。
ほかに、無料で利用できるメールソフトとしては「Thunderbird」(下図中央)も人気があります。もしマイクロソフトのOfficeを使っているのであれば、Officeに付属するOutlookを使うのも1つの手です。Outlook2003/2007は迷惑メール対
策機能を備えています。
最近では、Gmail(下図右)に代表されるWeb上のメールサービスも利用者が増えています。メリットは、Webブラウザーが使える環境であれば、どこからでもアクセスできること。例えばGmailの場合、送受信サーバーの設定をすれば、Gmailアカウントのメールだけでなく、ほかのプロバイダーのメールも送受信できます。ただ、OEで受信した既存のメールを取り込むには、海外のフリーウエアを利用するなど、多少の手間がかかります。
