「Twitter」とは、米ツイッターが提供するブログに似たWebサービスです。2006年3月に始まり、爆発的に利用者を増やしています。Twitterに続こうと、「Twitter系」とも称される似たサービスも相次ぎ始まりました(図1)。
そもそも“twitter”とは、「鳥がさえずるようにぺちゃぺちゃしゃべる」という意味。具体的には、1行程度の文章を次々と書き込んでいく自分専用の雑記帳です。その瞬間に見たり聞いたり体験したりした出来事を、独り言をつぶやくように書き、リストとして残しておくことができます。つぶやき続ければ自動的に日記が出来上がるわけです。Twitterは携帯電話からも利用できます(図2)。
ブログの簡易版といえるため、「ミニブログ」と紹介されることもあります。ただ、招待した別のユーザーの独り言もリストに加えられる点が、ブログとの違い。仲間内でその瞬間の出来事を、気軽に知らせ合って楽しめるのです。
“気軽に”という点が人気の最大の秘密といえます。ブログはプロの書き手が急増し、文章の苦手な一般人には敷居が高くなりました。SNSは書き手が特定されやすく「踏み逃げ禁止」をうたって強制的な交流を強いられることもあります。その点Twitterは、メールやメッセンジャーのように返事を書く必要もなく、いわば1行の書き逃げでOK。ゆるいコミュニケーションができます。
最近は、有志の手によってマッシュアップする動きもあり、楽しさの面でも魅力が増しています(図3)。
