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 Vistaを終了するときに、通常は「スリープ」を使う(図1)。シャットダウンしたVistaを起動すると1分以上かかるが、スリープから起動すればわずか2秒ほど。しかもスリープ前に開いていたウインドウが、そのままの状態で表示されるのが魅力だ。

図1 Vistaでは「スタート」メニューの「電源」ボタンをクリックすると、スリープ状態になる。休止状態やシャットダウンを実行する場合は、隣の「▼」ボタンを押して現れるメニューから選ぶ
図1 Vistaでは「スタート」メニューの「電源」ボタンをクリックすると、スリープ状態になる。休止状態やシャットダウンを実行する場合は、隣の「▼」ボタンを押して現れるメニューから選ぶ

 XPの「スタンバイ」や「休止状態」でも、終了前に開いていたウインドウがそのまま再現されたが、仕組みは異なる(図2)。

図2 XPには、電源を完全に切る「シャットダウン」のほか、作業データをメモリーに保存する「スタンバイ」と、HDDに保存する「休止状態」があった。一方、Vistaの「スリープ」は、スタンバイと休止状態のイイトコ取り。さらに「ハイブリッドスリープ」は、作業データをメモリーとHDDへ同時に保存できる“最強”の終了方法だ
図2 XPには、電源を完全に切る「シャットダウン」のほか、作業データをメモリーに保存する「スタンバイ」と、HDDに保存する「休止状態」があった。一方、Vistaの「スリープ」は、スタンバイと休止状態のイイトコ取り。さらに「ハイブリッドスリープ」は、作業データをメモリーとHDDへ同時に保存できる“最強”の終了方法だ

 簡単に説明しよう。XPのスタンバイは作業中のデータを「メモリー」に、休止状態では「HDD」に保存して終了する。そのため、スタンバイのときは素早く起動できるが、パソコンのバッテリーが切れるとメモリーのデータが消えてしまうのが弱点だった[注1]。

 一方、休止状態ではデータをHDDに保存するので、バッテリーが切れても問題ない。しかし起動時にデータをHDDからメモリーに読み込むため時間がかかる。

 Vistaのスリープは、言わば、2つの機能のイイトコ取りをしている。作業データはいったんメモリーに保存され、18時間たつか、バッテリー残量が少なくなると自動的にHDDに保存される。18時間以内なら2秒で起動できるし、バッテリーが切れても作業中のデータはHDDに残る。

 これを強力にした「ハイブリッドスリープ」は、メモリーとHDDの両方同時に作業データを保存する。そのため、電源に接続中はいつでも高速に起動でき、急な停電でもHDDから読み出せる。まさに“最強”の終了方法だ[注2]。

[注1] メモリーは通電(電気が流れている状態のこと)していないとデータが消えるため

[注2] ハイブリッドスリープは終了時に、メモリーとHDDの両方にデータを保存するため、通常のスリープより終了に時間がかかる。ちなみにデスクトップパソコンでは、ハイブリッドスリープが標準でオンになっているケースが多い

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