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 最後のエクセル・コンテストで、応募総数4414件の頂点に立ったのは、兵庫県加古川市在住の広田尚弘さん。第7回大会から毎回挑戦し、徐々に実力を伸ばしてきました。第9回と第10回では、「技能賞」「敢闘賞」を次々に獲得。ついに最終回で「大賞」を勝ち取りました。ご自宅にお伺いして、上達の秘訣をおうかがいしました。(聞き手は大橋 源一郎)

【大賞作品の解説】

49歳の会社員。これまで2回獲得した賞品はすべて子供のものになってしまったとか。「今回は自分のものにできますでしょうか」と苦笑する。(写真/今 紀行)
49歳の会社員。これまで2回獲得した賞品はすべて子供のものになってしまったとか。「今回は自分のものにできますでしょうか」と苦笑する。(写真/今 紀行)

――受賞の第一報を受けたときの感想をお聞かせください。

 いや、驚きました。一週間くらいメールを見ていなかったのですが、たまたま開いたらその日に受賞の通知が届いていました。今回は、特にアイデアが浮かばず、素直に解いただけのつもりだったので、努力賞がもらえれば十分だと思っていました。とにかくびっくりです。

――自信はなかったということでしょうか。

 そうですね、解き方は普通でしたし、「(送料サービス)」などと表示する工夫も、特に意識せず普段通りに作り上げた結果です。必然性のある関数を使い、文字の大きさや配色などを含めてわかりやすくすることは、いつもコンテストでは心がけておりますので。

――自然体の勝利ということでしょうか。エクセルを始めたのは2000年からだとのことですが、何がきっかけだったのですか。

 ウィンドウズ95が出てから、友人のうち何人かはエクセルを使っていましたが、自分はそれほど興味がありませんでした。本格的に始めたのは、会社にウィンドウズが導入されてからです。

 会社では、工場設備(プラント)の設計をしているのですが、使用しているCAD(製図)ソフトが、2000年にウィンドウズ対応になりました。古いMS-DOSパソコンが、一気にウィンドウズ機に入れ替わり、そのときエクセルも導入されました。それ以降、勤務表などはエクセルで作成するルールになりました。あわててエクセルの勉強しましたね。

 学生時代にパンチカード式コンピューターの授業などはありましたが、そんな知識はまったく役に立ちません。2冊ほどエクセルの学習本を購入して勉強しました。

 今では、CADで作成した図面の管理や、設計に必要な技術計算をエクセルで実行しています。