PR

 前回に引き続き、今回もWindows Liveのメールサービスについて見ていく。今回はダウンロードして使うメールソフト「Windows Liveメール」を試してみたい。

 Windows Vistaには、初めから「Windowsメール」というメールソフトがインストールされている。Windows XPまでに搭載されていた「Outlook Express」(以下OE)の後継にあたるソフトだ。ここでは、すでに「Windowsメール」を使っているものとして話を進めていく。

 Windowsメールを使い慣れた人にとって、「いまさら別のメールソフトは…」と使うのを躊躇するかもしれないが、「Windows Liveメール」は使ってみる価値がある。というのも、「Windows Liveメール」には、WindowsメールやOEにはない、大きな特徴が2つあるだ。

・「Windows Live Hotmail」アカウントのメールを、サーバーと同期をとりながら送受信できる

・複数のアカウントを利用する場合、メールは自動的にアカウント別に管理される

 「Windows Live Hotmail」(以下Hotmail)になる前の旧Hotmailでは、OEなどで送受信することができる時期があった。しかしその後、有料サービスの「Hotmail Plus」を利用の場合にのみメールソフトでの送受信が可能となった。こういった紆余曲折はあったが、2009年1月、POP3でのアクセスが可能になり、無料のHotmailユーザーでも、再びWindowsメールやOEなどのメールソフトでも送受信できるようになっている。

 しかし、これはあくまでソフト上で送受信できるようになるもので、Windowsメールをはじめとする一般的なメールソフトから送信したメールはWindowsメールにのみ保管される。これはHotmailのアカウントに限ったことではない。プロバイダーのメールアカウントやGmailなどのアカウントでも、Windowsメールで送受信する際は同じ仕様になる。

 ところが「Windows Liveメール」の場合、メールサーバーと同期する。そのため、Windowsメールから送信したHotmailアカウントのメールは、サーバー側にも保管される。送信したメールは、「Windows Liveメール」の「送信済みアイテム」フォルダーと、Windows Liveにサインインして利用する「メール」画面の「送信済み」フォルダーの両方に存在することになるのだ。

 「受信トレイ」はもちろん、「下書き」や「迷惑メール」のフォルダーも同様。これならメールを書き終える前に外出予定の時刻がきたとしても、「Windows Liveメール」で下書きにしておいて同期をとっておき、出先でWindows Liveにサインインして続きを書いて送信を完了するいう使い方もできるというわけだ。

HotmailアドレスをWindows Liveメールに追加したところ。すでに送受信済みのメールも取り込み、Windows Liveメール上で送受信できる状態になる
HotmailアドレスをWindows Liveメールに追加したところ。すでに送受信済みのメールも取り込み、Windows Liveメール上で送受信できる状態になる
[画像のクリックで拡大表示]

 また、OEやWindowsメールでは、複数のアカウントを登録しても、基本的に受信したすべてのメールは「受信トレイ」フォルダーに保存される。送信したメールは「送信済みアイテム」フォルダーという具合に、アカウントに関係なくまとめて保存される。

 しかし「Windows Liveメール」では、登録したアカウント毎に「受信トレイ」や「送信済みアイテム」のフォルダーが作られる。これならどのアドレス宛に送られたメールかわかりやすい。さらにアカウントに関係なく受信したメール全体の中から未読・既読のメールや未開封のフィードをまとめて表示する機能もある。

「受信トレイ」や「送信済みアイテム」などの保存用フォルダーは、登録したメールアカウントごとに自動作成される。また、アカウントに関わらず、すべてのメールの中で未開封と開封済みのものをまとめて表示したり、未読のフィード情報を表示する「クイックビュー」機能も備わっている
「受信トレイ」や「送信済みアイテム」などの保存用フォルダーは、登録したメールアカウントごとに自動作成される。また、アカウントに関わらず、すべてのメールの中で未開封と開封済みのものをまとめて表示したり、未読のフィード情報を表示する「クイックビュー」機能も備わっている
[画像のクリックで拡大表示]

 これらのほかに、Windows Liveにサインインして、「カレンダー」や「アドレス帳」を同期して使うといったこともできる。こうした特殊な機能についてみていってみよう。まずは「Windows Liveメール」をインストールしよう。