Windows転送ツールとUSBメモリーを使った引越し方法は、一度に転送できるデータ量に限りがある。その悩みを解消できるのが、システムトークスのデータ転送ツール「スゴイケーブル・イージー・プロ」だ。新旧2台のパソコンを、直接付属のUSBケーブルで接続し、専用ソフトを使ってデータを転送するため、ファイル容量の上限がない(図1)。大量のデータを短時間で引越しするなら、こちらの方法が断然お勧めだ。
しかも転送ソフトをCD-ROMからインストールする必要がない。USBケーブルの中央に転送用のコントローラーとROMチップが組み込まれており、ケーブルをパソコンに接続すると、ROMチップに内蔵されているソフトが自動で起動する[注1]。新旧どちらかのパソコンに光学ドライブが付属していない場合は、特に重宝しそうだ。

[注1]ソフトが起動しない場合は、XPでは「マイコンピュータ」、Vistaなら「コンピュータ」を開き、「SUGOIEASYCOPY」という名前の実行ファイルをダブルクリックして起動する