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速くならない。「オーバークロックメモリー」などと呼ばれているモジュールは、規格よりも高い動作周波数に対応しているという意味の製品だ。例えば、「DDR2-1200」という、規格に無い速度で動くとするメモリーモジュールをIntel P45を搭載したマザーボードに挿し、何も設定しないとメモリーコントローラーの規定周波数であるDDR2-800で動作する。

 高速メモリーのパッケージなどには、高い周波数で動かすためのパラメーターが書かれている。メモリーの電圧や周波数などを、BIOS画面で設定しなければならない。ただ、オーバークロックを容易に扱うための規格として、NVIDIAのチップセットがサポートする「EPP(Enhanced Performance Profiles)」やIntelの「XMP(eXtreme Memory Profile)」がある。

 これらに対応したメモリーモジュールは、オーバークロック時のタイミングや電圧などの情報を「プロファイル」として基板上に記録してある。対応BIOSでEPPやXMPを有効にすると、各種のパラメーターを個別に設定することなく、プロファイルを選択するだけでオーバークロック動作ができるようになる。

規格以上の周波数でも動作することを保証した、いわゆる「オーバークロックメモリー」は、そのまま取り付けても性能は生かせない。ユーザーが高速に動作するようにBIOSで設定する必要がある。写真はKingston Technology CompanyのDDR3-1625メモリー。