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ぶれや露出ミスは誰もが経験する失敗の代表例。大事な場面で失敗をすれば思い出が台無しになる。とはいえ、失敗を防ぐのに特別な技量は不要だ。簡単な設定変更や身近な道具を使うだけでよい。ユーザー必見の失敗防止テクニックを紹介しよう。

子供やペットをぶれることなくとらえる

 動き回る子供やペットを撮影するのは非常に難しい。動きが速いだけでなく、動きの予測が困難だからだ。あらかじめピントを合わせて待ち構える、いわゆる「置きピン」の技も使いにくい。被写体の動きに合わせてカメラを動かすしかない。

 しかし、デジカメを激しく動かすと、手ぶれは避けられない。さらに絶え間なく動くような元気な子供やペットだと、被写体ぶれも起こりやすい。このような場面で最も有効な手段はシャッター速度を上げることだが、シャッター速度を調整できない小型デジカメは多い。

 お薦めの方法は、撮影モードをスポーツモードに切り替えることだ。スポーツモードは、素早く動く運動選手を撮るのに最適化した撮影モードで、他のモードに比べてシャッター速度が高く設定される。ここ3年の間に登場したデジカメであれば、ほぼすべての機種で搭載している。

【素早く動く被写体には「スポーツ」モード】
動き回る子供やペットを写真に収めようとカメラを動かすとぶれが生じる(左)。設定でシャッター速度を上げるか、撮影モードに「スポーツ」などを選ぶと、ぶれにくくなる(中、右)
動き回る子供やペットを写真に収めようとカメラを動かすとぶれが生じる(左)。設定でシャッター速度を上げるか、撮影モードに「スポーツ」などを選ぶと、ぶれにくくなる(中、右)
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 ただしスポーツモードでも、屋内などの暗い場所だと、デジカメが露出を稼ぐためシャッター速度を落とすことが多い。一般に、手ぶれが起こりにくいシャッター速度は「1/焦点距離」以上と言われる。例えば、焦点距離が35mmであれば1/35秒以上のシャッター速度が目安となる。この場合、シャッター速度が1/30秒以下になると手ぶれが起きやすい。

 通常、そのような暗い場面では、デジカメがフラッシュを発光してシャッター速度を上げるので、ぶれることはまずない。しかし、周りに人がいて迷惑がかかる場合やフラッシュの光が届かない距離での撮影など、フラッシュを発光できない状況もある。

 暗い場所でもフラッシュを発光できない場合は、ISO感度を上げてみよう。ISO感度は、CCDなどの撮像素子の感度のことで、同じ明るさでも感度が高いほどシャッター速度が上がる。ISO感度の設定は、大半のデジカメが備える。しかし、ISO感度は上げれば上げるほど、ざらついた感じのノイズが現れ、画質が落ちてしまう。何度か撮影してみて、手ぶれを起こさないシャッター速度になる最低限のISO感度になるよう調整しよう。

【暗い場所では感度を上げておく】
室内の撮影は、露出が不足してシャッター速度が下がるのでぶれやすい(左)。そんなときはISO感度を高くすると、シャッター速度が上がり、ぶれなくなる(中、右)
室内の撮影は、露出が不足してシャッター速度が下がるのでぶれやすい(左)。そんなときはISO感度を高くすると、シャッター速度が上がり、ぶれなくなる(中、右)
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