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3D描画性能はおまけ
動画再生支援は魅力

 チップセット内蔵グラフィックス機能が軒並みDirectX 10に対応し、一昔前に比べて随分性能が上がったように思える。描画性能の高さで定評があるのはAMD製チップセットで、他社に比べて頭一つ抜けている印象だ。ところが、低価格機向けのグラフィックスボードが搭載しているチップも進歩しており性能の開きは埋まっていない。

3D画像描画性能に定評があるのはAMD製のチップセット。2009年8月4日に最新モデル「AMD 785G」を発表した。DirectX 10.1に対応、動画再生支援機能も改良した。

 下は、AMD製のグラフィックス内蔵チップセットと、3000円前後でも買える「ATI Radeon HD 4350」搭載ボードの性能を比較したグラフ。特にDirectX 10での性能を測る3DMark Vantageにおいて、内蔵機能と外付けチップで性能に大きな開きがある。システム全体の消費電力も大差なく、AMD 785G単体のシステムと、ボードを挿した状態とではアイドル時に4W、負荷時でも10Wほどしか変わらなかった。

 PCならではのきめ細かな画面で楽しむなら、やはりボードは必要だ。ただ、動画再生支援機能はチップセット内蔵と外付けチップで差はない。3D描画性能に興味がないなら、安価に済ませられる内蔵機能で十分だ。

3DMark06の標準設定と、3DMark Vantageの「Performance」のスコア。AMD 785Gは描画機構の仕様がAMD 780Gとほぼ同じなので結果も変わらない。IntelやNVIDIAの内蔵機能に比べれば性能は高いが、3000~4000円で買えるグラフィックスボードでは2~3.6倍のスコアになる。
【テスト環境】CPU:Athlon II X2 250(3GHz)、マザーボード:JW-RS780G-UVD+(64M)(J&W Technology、AMD 780G搭載、DDR2メモリー)、GA-MA785GPMT-UD2H(GIGABYTE TECHNOLOGY、AMD 785G搭載、DDR3メモリー)、GA-MA785GPM-UD2H(GIGABYTE TECHNOLOGY、AMD 785G搭載、DDR2メモリー)、GA-MA790GP-DS4H(GIGABYTE TECHNOLOGY、AMD 790GX、DDR2メモリー)、起動ドライブ:Vertex Turbo Series(OCZ Technology、120GB)、電源ユニット:M12D(Sea Sonic Electronics、850W、80 PLUS SILVER)、OS:Windows Vista Ultimate Service Pack 2 32ビット日本語版
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