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 Webアクセシビリティとは、高齢者や視覚障害者などを含めて、誰もがWebサイトで提供している情報やサービスを利用できるアクセスの容易さを意味します。Webサイトの制作者は、コンテンツを提供する上でアクセシビリティを確保する対応が求められます。

 インターネット技術の標準化と推進を目的としている国際的な学術団体「W3C(World Wide WebConsortium)」は、1999年に「ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン1.0」(WCAG1.0)の勧告を出しました。これがWebアクセシビリティを確保するための指針となっています。

2004年にJISが規格化

 国内ではWCAG1.0を基にして、2004年6月には経済産業省が日本工業規格(JIS)において、Webページのアクセシビリティに関する規格を策定しました(JIS X 8341「第3部:ウェブコンテンツ」)。以下では、Webアクセシビリティの確保につながる具体的な例を紹介しましょう。

 代表的なのが、Webサイトに画像を掲載する際に、画像の内容を説明する代替テキスト(alt属性と呼ぶ)を用意すること。画像にマウスポインターを合わせると、代替テキストの内容を確認できます(図1)。音声ブラウザーは代替テキストを読み上げるので、視覚障害者でも画像の内容を理解できるようになります。

【視覚障害者や高齢者が情報を得やすい配慮がWebアクセシビリティ】
図1 画像にマウスポインターを合わせると、画像の内容を説明する代替テキスト(alt属性と呼ぶ)が表示されることがある。これを音声ブラウザーで読み上げれば、視覚障害者が画像の内容を把握するのに役立つ
図1 画像にマウスポインターを合わせると、画像の内容を説明する代替テキスト(alt属性と呼ぶ)が表示されることがある。これを音声ブラウザーで読み上げれば、視覚障害者が画像の内容を把握するのに役立つ
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 高齢者や視覚障害者は、文字が小さいと内容が理解できない場合があります。文字の大きさを固定せずにWebブラウザーの設定で自由に調整できるようにしておけば、情報をより得やすくなります(図2)。

図2 文字サイズが固定されていなければ、ブラウザーの機能で調整できる。こういう作りのWebページなら、視覚障害者や高齢者でも利用しやすい
図2 文字サイズが固定されていなければ、ブラウザーの機能で調整できる。こういう作りのWebページなら、視覚障害者や高齢者でも利用しやすい
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