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できるだけ標準の配色を使う

 さて、ここまででコンテンツとしてはだいぶまとまってきたと思いますので、そろそろきれいにする調整に入りましょう。

 図を用いる場合は特に、色使いは十分に注意すべきポイントになります。暗い会場で投影する場合、背景が暗い色ならフォントや図形は白身がかった明るい色、背景が明るい色ならフォントや図形はグレーがかった落ち着いた色にしていくのがいいでしょう。明るい会場、あるいはカラー印刷するなら、白やグレーを取り払ってもうちょっと色のインパクトを高めたほうが、視認性が高まります。しかし、特に会場が明るいか暗いかは事前にはなかなかわかりません。そのため、色そのものに意味がある場合(例えば、信号の色など)を除き、できるだけ標準の配色を使うのが得策です。

 PowerPointなどOffice製品では、テンプレートに配色パターン(テーマ)が組み込まれるようになっており、パターンの変更によって作成された文書全体の配色を一度に切り替えることができるようになっています。PowerPoint 2003では6色、PowerPoint 2007では8色のテーマ色が用意されており、テキストやオートシェイプを新規作成したときに自動的に設定される、フォントや塗りつぶし、線、影の色に使われます。

図1 事前に組み込まれている配色パターン。新規作成することもできる
図1 事前に組み込まれている配色パターン。新規作成することもできる
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 テーマ色を使っておけば、デザインテンプレートを変更した場合にも、背景の雰囲気に合った配色に簡単に変更できて便利です。例えば、青い背景色のテンプレートの上で図形を黄色に塗りつぶしていれば非常に視認性が高いですが、このテンプレートを黄色系統の背景のものに変更してしまうと、途端にその図形は見えなくなってしまいます。このとき、塗りつぶしにテーマ色を使っていれば、テーマを別のものに切り替えるだけで同じ色を使っているすべての図形やテキストの色を一斉に変えることができますが、固定の黄色を使ってしまっていれば、1つひとつ手動で色を変更しなければなりません。独自のテーマ配色を作ることもできますので、例えば、会場の明るさや印刷の有無、勢いがある雰囲気や逆に落ち着いた雰囲気を醸し出したい場合、などの状況に合わせて、プレゼン全体のトーンを1度の操作で簡単に切り替えることができます。