PR

インテルは2008年10~12月に、デスクトップの中~上位機に向けたクアッドコア(4コア)の新CPU「Core i7」(開発コード名:Nehalem=ネヘイレム)を量産出荷します。現行のCore 2 Duo やCore 2 Quadなど「Core 2」シリーズの後継です。

【これが「Core i7」】
Core 2 Quadの後継となる通常版の4コアCPUは青のCore i7ロゴを、Core 2 Extremeの後継となるハイエンドの4コアCPUは黒のCore i7ロゴを、それぞれ使う
Core 2 Quadの後継となる通常版の4コアCPUは青のCore i7ロゴを、Core 2 Extremeの後継となるハイエンドの4コアCPUは黒のCore i7ロゴを、それぞれ使う

 Core i7では、Core2とは異なる特徴を備えています。(1)CPUの中にメモリーコントローラーの回路を内蔵する(2)端子数を従来の775から1366へ増やす(3)1つのCPUコアを疑似的に2分割して並列処理できる「ハイパースレッディング(HT)」機能を備える(4)「Turbo Mode」という新機能を備える──などです。

 このうちTurbo Modeは、CPUの消費電力を抑えつつ、処理性能を確保する技術です。4つのCPUコアの負荷が、いずれもあまり高くない場合、うち2コアに処理を集約します。残りの2コアをほぼ停止させることで、消費電力を減らすことができます。ただし、アプリケーションによっては4コアのうち2コアを止めると、処理性能が半減してしまいます。そこで、集約する方の2コアは、臨機応変に周波数を若干高めるようにし、2コアでもある程度の処理性能を確保します。

【Turbo Modeで省電力】
Core i7が備える「Turbo Mode」の仕組み。4コアが、いずれも低いCPU使用率で動作している場合、2コアをほぼ停止させ、残りの2コアに処理を集約する。これにより消費電力を減らす。この際、動かす方の2コアは動作周波数を通常より引き上げ、処理速度の低下を抑える
Core i7が備える「Turbo Mode」の仕組み。4コアが、いずれも低いCPU使用率で動作している場合、2コアをほぼ停止させ、残りの2コアに処理を集約する。これにより消費電力を減らす。この際、動かす方の2コアは動作周波数を通常より引き上げ、処理速度の低下を抑える

 インテルはCPUの新製品を、ほぼ毎年1回投入しています。CPUの内部設計を一新させるのと、内部設計はそのままで回路の線幅を微細化し小型化を図るのを隔年で行う戦略です。今年は前者なので、新CPUの技術革新に期待が持てそうです。

【インテル製CPUの“チックタック”モデル】
最近の米インテルはおおむね1年おきに新型CPUを投入している。同社では、CPUの内部設計(マイクロアーキテクチャー)の変更と、CPU製造時の回路線幅の微細化とを、1年ごとに交互に実施している。今回のCore i7(Nehalem)は、マイクロアーキテクチャーを一新する方だ
最近の米インテルはおおむね1年おきに新型CPUを投入している。同社では、CPUの内部設計(マイクロアーキテクチャー)の変更と、CPU製造時の回路線幅の微細化とを、1年ごとに交互に実施している。今回のCore i7(Nehalem)は、マイクロアーキテクチャーを一新する方だ
[画像のクリックで拡大表示]