ツイッターでやり取りを行う際には、表記の決まりごとがあり、それぞれ伝わり方が異なるので、間違えると思わぬ誤解を生む。
特定の相手に向けた「返信」では、発言の冒頭に「@ユーザー名」を入れる(図1)。この返信メッセージは、自分のフォロワーのうち、返信相手のこともフォローしている人のタイムラインにしか表示されない。ところが「@ユーザー名」を冒頭以外に入れると、「言及(メンション)」となり、自分のフォロワーすべてのタイムラインに表示される(図2、図3)。



複数の「@ユーザー名」を入れると、冒頭の人については「返信」扱い、2人目以降については「言及」扱いとなる(図4)。また、返信も言及も、自分宛てに送られたものは、画面右側にある「@自分のユーザー名」をクリックすると確認できる(図5)。


言及と表記が似ているものに「RT(リツイート)」がある(図1)。これは他の人の発言を引用するときに使う。
RTには、ツイッター公式の機能を利用する「公式RT」と、ユーザーが独自に利用している「非公式RT」の2種類がある(図6)。公式RTは相手の発言をそのまま引用するもので、自分のコメントを付けることはできない。非公式RTは自分のコメントを付けることはできるが、文字があふれた場合は削らなければならない。

公式RTはワンタッチでできる(図7)。非公式RTは元の発言を自分でコピー・アンド・ペーストする必要があり、手間がかかる(図8)。ただし、クライアントサイト「HootSuite(フートスイート)」を利用すると、非公式RTがワンタッチでできる(図9)。非公式RTのためにクライアントサイトを使う人もいる。



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