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 無線LANは10年以上も使われている技術だが、昨年から今年にかけて飛躍的な進歩が2つあった。

 1つは、無線LANにつなげる製品が一気に増えたこと。従来はパソコンと携帯ゲーム機くらいだったが、「iPhone」などの携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどが無線LANを内蔵。さらに、テレビやブルーレイレコーダーなどの家電製品でも、別売りアダプターで無線LANにつなげる製品が続々と登場している(図1)。

図1 これまで、無線LANに接続して使う製品は、パソコンと携帯ゲーム機くらいだった。しかし今では、携帯音楽プレーヤーやテレビなども、無線LANに対応している[注1]。最新鋭の無線LANルーターを導入しておけば、今後さまざまな機器をケーブルにつながずに利用できるのだ
図1 これまで、無線LANに接続して使う製品は、パソコンと携帯ゲーム機くらいだった。しかし今では、携帯音楽プレーヤーやテレビなども、無線LANに対応している[注1]。最新鋭の無線LANルーターを導入しておけば、今後さまざまな機器をケーブルにつながずに利用できるのだ

 2つ目は、無線LANの新規格「IEEE802.11n」が2009年9月に正式決定したこと(図2)。2006年から決定前の技術を使った「ドラフト製品」は出ていたが、一部互換性などに不安があった。対応製品も増え、今なら安心して購入できる。

図2 無線LANの4種類の規格を古い順に並べた。11nの「ドラフト1.0」規格は、正式版と互換性の保証がなかった。今なら正式版を購入できるので安心
図2 無線LANの4種類の規格を古い順に並べた。11nの「ドラフト1.0」規格は、正式版と互換性の保証がなかった。今なら正式版を購入できるので安心

 これまで主流だった「11g」は、通信速度が光回線に及ばなかったが、11nなら一気に300メガビット/秒までアップする[注2]。これなら、光回線の能力を十分に生かせるし、さまざまな無線LAN対応機器をつないでも余裕がある。新規購入にも、買い替えにも絶好のチャンスだ(図3)。

 「自宅で無線LANを試したのに、接続が不安定で速度もイマイチだった」という人も、買い替えを検討しよう。11nには、複数のアンテナで通信を安定させる「MIMO」という技術が投入されている。パソコンを買い替えなくても[注3]、これまで電波が届かなかった場所で使える可能性があるのだ。

図3 ADSL時代には十分だった「11b/g」の無線も、光回線時代には力不足。また、今後ネットに接続する機器が増えるなら、「11n」に買い替えたい
図3 ADSL時代には十分だった「11b/g」の無線も、光回線時代には力不足。また、今後ネットに接続する機器が増えるなら、「11n」に買い替えたい

[注1] デジタルカメラは、Eye-Fi(http://www.eyefi.co.jp/)という無線LAN対応SDカードを使うと、無線LANにつながる。2GBのカードで7980円
[注2] 速度は理論値。実際の転送速度(スループット)は、11gで最大23Mbps前後、11nで最大120Mbps前後になる
[注3] パソコン側の子機が11gにしか対応していない場合は、親機の無線LANルーターだけを11n対応に買い替えても、最大54Mbpsでしかつながらない。300Mbpsで接続するには、11n対応の子機が必要だ。しかし、これまでつながらなかった場所でつながる可能性はある