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 健康管理の大きな柱が、バランスの良い食事であることはもちろんだ。一方、質の良い睡眠や適度な運動も同じくらい大きな役割を担っている。米国ではスマートフォンのアプリを使い、睡眠状態をモニターして心地よい眠りを提案するサービスや、運動と睡眠、食事の記録をトラッキングして相関関係を見つけ出すサービス、医療サービスの提案ツールなどがブームになっている。

眠りの質を“記録”

 運動や食事と違い、自分でコントロールするのが難しいのが睡眠である。早寝に越したことはないのかもしれないが、難しいのが現状だ。睡眠時間は短くても、眠りの質がよければ十分に休息できると言われるものの、実際に眠りの深さや質について、寝ながらにして把握するにはどうすればよいのか。

 こうした疑問を解決すべく人気を集めているのがiPhoneアプリの「Sleep Cycle Alarm Clock」である。iPhoneが内蔵する加速度メーターを使って利用者の睡眠中の動きを振動としてキャッチし、起床が一番心地よいとされるレム睡眠のときにアラームを鳴らすサービスだ。

 使い方は簡単で、目覚まし時間をセットした後、枕元にiPhoneを置いて寝るだけでよい。睡眠時、眠りの深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠が交互に現れる周期によって、人間は異なった動き方をする。同アプリはこうした動きの違いを振動として記録し、眠りの周期・深さを判断し、目覚まし設定時刻の30分前からみて、最も振動が多く、眠りが浅くなるタイミングで目覚ましが鳴る仕組み。これを数日間続け、体調が良くなったというレビューは多い。

Sleep Cycle Alarm Clockの利用例と画面イメージ。iPhoneをベッドサイドにセットして眠ると(左)、眠りのサイクルを翌朝確認できる(右)(アプリを開発したMaciek Drejak Labsより提供)
Sleep Cycle Alarm Clockの利用例と画面イメージ。iPhoneをベッドサイドにセットして眠ると(左)、眠りのサイクルを翌朝確認できる(右)(アプリを開発したMaciek Drejak Labsより提供)
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 筆者も現在、使用中だ。寝起きの機嫌の悪さまでは直してくれないものの、確かにすっと起きられるような気はしないでもない。睡眠の記録は、睡眠の周期のグラフとあわせてトラッキングすることができるほか、この結果をFacebookでシェアしたり、電子メールで送信したりする機能もある。99セントで手軽にダウンロードできる。

 同様のサービスは相次いでいる。利用者が眠っている間に、iPhoneを介して、睡眠を妨げる要因となる光や雑音を記録し、睡眠環境の改善を提案してくれるアプリ「Sleep Tracker Alarm Clock」や就寝前にリラックスして安眠を誘うメロディーを提供するアプリ「White Noise」も人気だ。前者は99セント、後者は1.99ドルでダウンロードできる。