あなたはパソコンを使いこなしていると、自信を持って言えるだろうか。思い返してほしい。文字を入力中、意図せず入力モードが切り替わってしまい、イライラしたことはないだろうか。あるいはフォルダーを開くたびにアイコンの表示方法が「一覧」だったり「詳細」だったりして、いちいち変更しなければならず、面倒だと感じた経験は?ディスプレイを見ているだけでも疲れてしまい、作業がはかどらない、といったことはどうだろう。
こうした問題は、実はパソコンの設定を変えるだけで解決できることが多い(図1)。小さなつまずきもスムーズな作業の妨げとなる。このつまずきを1つずつ取り除くことで、快適な環境を構築できる。そう、パソコンの設定を見直し、カスタマイズすることで、パソコンは格段に使いやすくなるのだ。
設定次第で作業の効率は大きく変わる
コントロールパネルが基本
何はともあれ、まずは設定画面を開いてみよう。Windowsで各種の設定を変更するには、「コントロールパネル」を利用する。コントロールパネルには、Windowsのさまざまな機能の設定画面が集約されている。
図2の画面はWindows 7、図3はWindows XPのコントロールパネルだ。図2、図3に示した通り、コントロールパネルには表示方法が複数用意されている。カテゴリーごとに分類して表示する方法と、各機能ごとにアイコンで表示する方法だ。使いやすい方法を選べばよいが、本特集では一覧性の高い「大きいアイコン」表示から各種設定に入っていくことにする。