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 前回は、Wordマクロを使った仕事の効率化について、基本的な考え方をご紹介しました。いよいよ今回から、具体的なマクロを取り上げていきましょう。今回のテーマは、フォルダー管理とWebサイト閲覧に関する“ちょっとしたマクロ”です。いずれも、目的の場所に瞬間的に移動できるようにするものです。

 Wordを使う作業では、特定のフォルダーから目的のファイルを開くことが頻繁にあるでしょう。毎回、エクスプローラーなどを使って目的のフォルダーまで移動するのは、意外に手間がかかります。マクロを使えば、よく使うフォルダーに一気に移動できます。

 Webサイトも同様です。文書の作成中、辞書サイトやネット検索サービスを使って語の意味を調べることは少なくありません。その都度、ブラウザーを立ち上げてURLを入力し、検索を実行するのは面倒です。この操作も、マクロによって大幅に効率化できます。

 では早速、実際のプログラムをご紹介しましょう。以下は、指定したフォルダーを開くためのプログラムです。

Sub フォルダーを開く()
    Dim myPath As String
    myPath = "フォルダーパス"
    Shell "C:\Windows\explorer.exe " & myPath, vbNormalFocus
End Sub

 これを実行すると、「フォルダーパス」と書かれた箇所(赤の下線部分)で指定したフォルダーを開くことができます。

 フォルダーパスとは、フォルダーを特定する住所のようなものです。例えば、「マイドキュメント」フォルダーのフォルダーパスは、以下の通りです。

●Windows Vista/7:myPath = "C:\Users\ユーザー名\Documents"
●Windows XP:myPath = "C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents"

 同様の考え方で、特定のWebサイトを開くこともできます。以下が、そのプログラムです。

Sub Webサイトを開く()
    Dim myURL As String
    myURL = "WebサイトのURL"
    ActiveDocument.FollowHyperlink Address:= myURL
End Sub

 例えば、Googleでネット検索をするのであれば、次のように記述します。

myURL = "http://www.google.co.jp"

 手始めに、これらのマクロをWordに登録してみましょう。